しあわせ“猫またぎ”
縞間かおる
①
少なくとも“ウチの会社の”男子は
頭のネジが緩んでいるのか?ピントがボケているのか? 何を聞いてもまともな答えが返って来ない。 そのくせ私にちょっとしかられた位で拗ねる。
女子は女子で、小ズルさの首根っこを押さえるとボロボロ涙を零し始める。
そんなの私に通用する訳ないのに!
分かってるわよ。私が管理職向きじゃないのは。
『“管理できない跳ねっかえり”を管理職に据えてしまおう! “課”としてのノルマは変えずに』って意図がスケスケだ。
課の成績や私の成績が落ちても私の責任になるのが嬉しいの?
社の業績、落ちるんですけど!
年下の女に対する男の嫉妬とは、かくも醜いものなのか?!
別に私は優秀なんかじゃない!
アンタ達が色んな物に胡坐をかいて惰眠を貪ってるだけ!
女はアンタ達と同じ仕事をこなした上でアンタ達や家族の面倒をみてるんだ!
私は独りだから、その分余計に仕事してる。それだけ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます