400字以内に明日にならないと永遠にループするので描写を省略して幼なじみと結ばれます!

北 流亡

第1話

ジリリリリリリリリリリリ!

目覚まし時計がものすごい音を立てて俺を眠りの世界から現実へと引きずり出してくる。

デジタルの数字は現在が2025年6月1日7時30分であることを告げる。

俺は「あーあ、今日もだるいなあ。学校爆発しないかなあ」なんてことを考えながらゆっくりと大きなまるでカバのようなあくびをする。


「朝斗ー! 起きなさい! 夢架ちゃん迎えに来ているわよー! 早くしなさーい!」


俺の名前は市村朝斗。普通の公立高校に通う普通の高校2年生だ。特に手入れもしていない普通の床屋で切った黒髪で、170cm・65kgと身長も体重も特に特徴らしい特徴もない。ゲームが少しうまい程度で、特技らしい特技も無い。成績は中の下で運動神経も普通の本当にこれといって特徴の無い男なのだ。


「あっちゃーん! 早くしないと遅刻するよ!」

「お、おま、人の部屋に勝手に入ってくんなよ!」


部屋に入ってきたのは花咲夢架。幼稚園の頃からの付き合いで

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