「まあいいか。父ちゃんうるさいから」

タコ社長の娘・あけみ。美保純さんが演じる。

あばずれ言動、憎めない性格、“女寅さん”として推しキャラとするファンも多い。

タコ社長が授かった2男2女の長女。

｢ふつつか｣｢謙遜｣の意味を知らなかったり、満男の小賢しい態度に腹を立てたりするなど、おつむの程度は推して知るべし。

結婚相手は、サラリーマン　「慎吾」という。

「寅さんは、顔は三枚目だけど、心は二枚目よ」

「いまのつまんない亭主と別れて一緒になってやろうか」と、芽生える寅さんへの思慕。

あけみが家出をした。

「よお、美人の姉ちゃん。僕とお茶を一緒に付き合っていただけませんでしょうか？」と寅さんが声をかける。

寅さん、ありがとう。

「愛ってなんだろう」

人は遠い憧れに思いを馳せながら、結局は日常という現実に生きるもの。

苦しいとき、手を差し伸べてくれる人がいる。それが愛だ。これこそ寅さんだ。愛は寅さんだ。

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