インクの香 指先めくる物語に 夜がふけていく かっぱえびせん

 インクの 指先めくる物語に

 がふけていく かっぱえびせん


 2025年8月23日 土曜日 夜




 カクヨム短歌賞【ナツガタリ'25】 ☆ 1首部門


 越知鷹 京

https://kakuyomu.jp/works/16818792437898412923


 第4回 タイパだの コスパだの言う 風評に 推しへの愛は かっぱえびせん

https://kakuyomu.jp/works/16818792437898412923/episodes/16818792439137348502


 越知鷹 京 さんの一首、下の句の「かっぱえびせん」は素敵な比喩ですね。

 私も返歌として詠ませて頂きました。


 かっぱえびせんを食べると指先に塩気が残るように、紙の本を読むと指先にはインクの香りや紙の感触が残ります。

 その指で次のページをめくる行為そのものが、もう止められない連鎖なのだと思います。


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