◆ 新たな気配

 しかしその帰り道。


 廃屋の塀の外に、黒い影が立っていた。


 長い尻尾を地に引きずるように歩くその猫は、赤い目を光らせて、ミルクたちの背を見つめていた。


 「星の子猫……ようやく見つけたぞ」


 闇が、すぐそこまで迫っていた――。

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