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  • 夏の終わりにふと口にしてみたくなるような印象を受けました!
    しかし、この歌の中ではもっともっと時が経っていて……かつて沢山の夢を見ていたのに、今はその夢の何一つ手にしていない自分自身を重ねてしまいました(^^ゞ
    (夢は叶わずとも、幸せではあります笑)

    「やきそば」という言葉選び、すごく心に残りましたが、白河様の体験なされたことも含まれているのですね!
    素晴らしい歌でした!
    ありがとうございました!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!(長らく返信できておらず申し訳ございません)
    歌を通してご自身の時間や想いと重ねていただけたこと、とても嬉しく拝見しました。
    「やきそば」という一語に、何気ない日常の中にある記憶の匂いや手触りを込めたつもりでしたが、そう感じ取っていただけて光栄です。

  • (解釈&掌編)
     
     あの頃の私を例えるなら、「逃げ場なく置かれた花」だった。
    私の人生で初の彼氏、束縛系ヤンデレのAくんを思い出す。

     両親がプチネグレクト気味で、機能不全家庭(未満)で育ち、友人もいなかった私にとって。
    狂おしいほどの愛情を向けてくれたAくん。
     私の欲しがっていた愛情と、温もりと、誰かに必要とされることも。
    ぜんぶ、ぜんぶ君がくれたもの。君の為なら、私は何も怖くなんか無かった。

     君のおかげで、引っ込み思案だった私も明るくなって、同性の友人たちもできた。
    でもあの頃からかな。君のくれる愛情が、逆に重荷になって。
    私の周りで広がる「輪」に、深刻な亀裂をもたらすようになったんだ。
     そして、束縛と諍いが繰り返されて。
    お互いに疲弊した私達は、大学進学を期に、別れることになってしまった。

     ーーそして、時は巡って大学3年の夏。
    彼氏Bくんに浮気されて別れた私は「都会にいても、辛いだけ。気分を変えよう」と、故郷に里帰りした。

     実家にいると、祭囃子の音が聞こえる。
    あの頃の浴衣がまだ残っていたので、それを着て。
    込み上げた懐かしさに急かされるように、一人で祭りに出かけた。

     ああ、嫌でもあの頃を思い出してしまうなあ。
    Aくんと交際して、3ヶ月目の縁日デートのこと。
     二人で無邪気に遊び回って、リンゴ飴なんかを食べて。
    花火をバックにファーストキスをして、その後、ホテルで初めてを捧げた記憶も。

     ふと、焼きそば屋台の前で、パックが積まれているのが目に入る。
    太麺に目玉焼きの乗った、横手やきそば。
    麺類が好きな私。本当は、あの頃に食べたかったけれど。
     デート中に青のりが歯につくのが嫌で、食べなかったんだよね。
    でも、今の私なら買える。

     ーー祭りが終わり、焼きそばの袋を持って帰宅する。
    でも不思議と、食べる気力が湧いてこなかったので。
    受験勉強でやつれている、弟の部屋に投げ込んでおいた。

     あーあ。気分を変えるどころか。
    あの頃のぐちゃぐちゃした思いが、蘇ってきちゃった。
    Aくんといた日々は、予測不能のスリリングさだったなあ。

     溺れていた非日常は終わり、日常へと帰る。
    君がくれた何かを、忘れられないままで。
    互いに交わらなくなった人生の道は、まだまだ続いていくーー

    (終わり)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    さらに、ご自身の解釈で掌編まで作成いただき、嬉しく思います。
    同じ短歌でも、それぞれで大きく解釈が異なることに、短歌の面白さを見いだせました。
    今後ともよろしくお願いいたします。

  • はじめまして。

    焼きそばがお祭りを表し、あとのまつりとタイトルが繋がってるわけですね。
    素晴らしい発想に脱帽です(,,>᎑<,,)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    まさに意図していたことを汲み取って下さり、嬉しく思います。
    「やきそば」は、まつりの日に外で食べると格別ですが、家に持って帰って食べるとそこまで感動しないという、私個人の実体験があり、その観点も含めております。
    これからもどうぞよろしくお願いします!

  • 白河隼 様

    はじまして。
    天音空と申します。
    応援、フォローを頂きまして、ありがとうございます!
    とても嬉しいです。
    宜しければ、時々は小説、短歌を詠みにいらして下さい。
    異世界ファンタジーも好きです。
    いっぱいあるので楽しみです。

    白河様の短歌も、詩とタイトルとの関連が秀逸で、読み手の想像をかき立てました。
    今後のご活躍応援しております。 天音空

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    このたびは、私の短歌に温かいお言葉をお寄せくださり、とても励みになりました。
    詩とタイトルの関連についてご注目いただけたこと、大変嬉しいです。
    今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!

  • あとのまつりと祭りがかかっていて、自分の短歌にはない表現の奥行きを感じました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    お気づきいただき大変嬉しいです!ぜひ、お時間のある際に短歌集にもお立ち寄りくださいませ!
    これからもどうぞよろしくお願いします!

  • 人間、後悔の念とは常に抱くものです。そして、過去は必ず美化される、だからああしておけばよかったと思うのです。しかし、物事は色々な巡り合わせで構成されるもの、本当にあなたが美化したようになったかどうかは……神のみぞ知るという感じです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    過去は必ず美化される、人は都合よく解釈するからかもしれませんね。自分の選んだ道を正解にするために、少しでも前を向いて歩いていけたらと思います。

  • こんにちは。
    自主企画への参加ありがとうございます。

    かつて選べなかった別の選択肢ですか。
    まあ、後で振り返るとあの時ああしておけばよかったとは、よく思うことですね。
    その悔恨の念がよく伝わって来て良いと思います。

    お互いに執筆頑張りましょう。

    作者からの返信

    こちらこそコメントありがとうございます!
    振り返って後悔のない選択を取っていきたいですよね...。
    悔恨の念が伝わったのなら何よりです!
    どうぞよろしくお願いします!

  • 隣の畑が青く見えるというやつですね。
    焼きそばはこの先捨てられるだけなので、青くはみえないですけど、、笑

    作者からの返信

    向夏夜なくのさん、ありがとうございます!
    本当に「隣の畑が青く見える」という感覚ですよね。
    自分で「置かれた花」を選べた頃には、つい他のもっと目を引く花に憧れてしまって、「なりたい」とは思えなくなっていた何てことは往々にしてあると思います。
    「まつりのやきそば」は、お祭りのときはすごく魅力的に見えますが、じゃあずっと家に置いておきたいかというと、また別の話だなあ…と感じている今日この頃です。

  • 香りにさそわれて、踊るカツオと私の気持ち。(*‘ω‘ *)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    置かれた花だけが幸せではないことも、分かってはいるんですけどね...