第13話 かくして、金は入った。
444円の残りから、私はその日のモーニングを頼んだ。金350円也。それでアイスコーヒーとトースト。これでしばらく腹持ちはします。ついでに、昨日の阪神の勝ち試合のスポーツ新聞を読めます。うれしいね。
その日の水分補給の水は、自宅の冷蔵庫から取出して、がっちり。
そしてその朝、修行先の給料日の処置をやります。家賃をさっさと振込んで、残りを引出し、別銀行の口座に。手数料かかるし、そう大きな金でもないから、その銀行に帰りの駄賃で入金に参ります。
かくして、来月の生活費が確保できました。加えてこれ以外の臨時収入等があれば、それも使って何とかやって行けます。
この6月の梅雨とは思えない天気が続いた上に月末もまたないでの梅雨明け、まさに干ばつかと言いたくなる天気に比例した6月の私の経済状況でした。それに加え、月初めと先週の出張。嗚呼。無論その出張はどちらも一定以上の成果を挙げてはいるが、それとこれとは一応、話が別だからね。
とにかく、何とかなりそうだ。今月は、わりにペースよくやっていける土台が整えられたからね。あとは、無駄や無茶な使い方をしなけりゃいいかな。あ、何より酒飲むのを幾分控えた方がいいかもしれんな。
とにかく、金は入った。
すべては、ここからリスタート。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます