第16話夕飯は肉じゃが
「ねぇ、もう出ない?」
「もうちょっとだけ」
「...いいよ」
最近こなつの様子がおかしい気がする。
前はキスもハグも一度もしようとしたことが無かった。でも今はこうしてお互いの体温を確かめ合っている。僕はそんな自分の胸に頭を埋めているこなつの頭を撫でながら言った。
「最近のこなつは...甘えん坊なんだね」
「...そうかもね。甘えん坊は嫌い?」
その聞き方は、ズルい。
「全然嫌いじゃない」
「ん。」
結局お風呂には10分ぐらい居たため軽くのぼせてしまった。
「あ゛ぁ〜頭痛〜い」
「そりゃあんだけ入ればね」
「こなつがもっと入ろって言うから」
「でもいい思い出できたでしょ?」
「...そーかもね」
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「こなつ 何食べたい?」
「ん〜...肉じゃが」
「おっけー」
肉じゃがのレシピを確認する。
そんなに難しくなさそうだ。これなら30分で作れる。
「いただきまーす!」
「いただきます。」
「ん〜!美味し〜!」
「ふふ よかった。」
「こりゃいいお嫁さんになるな〜!」
「なにいってんの」
好評で何よりだ。
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