読者を意識した文体講座

ポチョムキン卿

第1講 句読点とカギかっこの扱い

「どっちが正しい?」よりも、「誰に、どのように読まれるか」を考える


書き始める前に感じた小さな疑問

「それでは、『学校が面白くないんだ。』」

「それでは『学校が面白くないんだ』。」


どっちが正しい?

句点(。)をカギかっこの中に入れるのか、それとも外に出すのか?


こういうのって、文章を書き始めると必ずぶつかる。

調べてみたら、AIたちの回答すら食い違っていた――GeminiとChatGPT。両者の答えを読んで、こう思った。


「もしかして、“正しいか間違いか”じゃなくて、“どう読ませたいか”が一番大事なんじゃないか?」


そんな視点から始める、読者を意識した文体講座です。


AIの違いから見えてくる「文脈」と「読者層」


文体のタイプ

句点の位置

主な使用場面


文学・小説的(Gemini)

カギかっこの中

会話文、発話の再現、登場人物のリアルな言葉


論文・公的文書的(ChatGPT)

カギかっこの外

引用や定義、情報の正確さ・区切りの明確さが重要な場面


つまり、どっちも「正しい」。ただし、「どんな文章で」「誰に向けて書くか」によって選ぶべき。


句点と読点、カギかっこの実例で比べてみよう


会話や小説の場合(読者:中高生〜一般読者)


「こんなつまらない授業、意味があるのかよ。」と彼は机を叩いた。


この場合、「。」はカギかっこの中に置いたほうが自然。

読者はセリフとしてその感情を“聞く”から、句点が「しゃべりの終わり」を示してくれる。


論説や説明文の場合(読者:知識を得たい人)


それでは「学校が面白くないんだ」。


この場合は、「。」をカギかっこの外に置くことで、全体の文が明確になる。

引用として一部を取り出しているだけなので、文章の「句点」は引用の外に必要。


ここで押さえるべきポイント3つ


一、話し言葉か情報かを意識しよう

感情を描きたいなら「内側」、論理を伝えたいなら「外側」。


二、句点と読点は、「流れ」や「息継ぎ」を意識して打つ

目の前の読者が、どこで止まりたくなるかを考えると自然な位置が見えてくる。


三、大事なのは統一感と読みやすさ

作風として「内側で統一」「外側で統一」していれば、読者は安心して読める。


「読者」と「読みのリズム」は切っても切れない


読むという行為は、目だけでなく脳と心の共同作業。

読者が文章をどう聞くか、どう感じるかを考えたとき、句読点のひとつひとつに意味が宿る。


たとえば:


「……もう、いいよ。」

「……もう、いいよ」。


この違いを、書き手がコントロールできるということは、つまり――

あなたは「読者の脳内で感情を動かす指揮者」になれるということ。


ですが、一般的には

「……もう、いいよ」

で、終わらせるのが小説では主流です。


って、ここで急に、殴り込みをかけて来るってどうなの?

それはね

「……もう、いいよ」。

「だったら、なんで言うのよ」。

「自分でも分かんねえよ」。

って、句点がカッコの外にずらりと並ぶよりも

「……もう、いいよ」

「だったら、なんで言うのよ」

「自分でも分かんねえよ」

の、方が読みやすいしスッキリして見えるでしょう。


結論:正しさではなく、「読みやすさ」と「感情の伝達」で句読点を選ぼう


書きたいように書く。それでOK。

でも、誰に向けてかを忘れずに。


正しい/間違いよりも、伝わる/伝わらないを大切に。


AIの意見は多様な選択肢の紹介と考えて、自分のスタイルを選べばいい。


この講座…続けれないかもしれない(*ノωノ)


※ネットで参考になりそうなPDF文書を見つけたのでURLを記載しておきます。

https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/sanko/pdf/kugiri.pdf

古い例文なのでかえって混乱するかもしれない(汗)

なので、Adobe AIが要約した文書を以下に添付します。


Adobe AI 要約

本題:この文書は、国語の表記法や句読法の統一基準を示したものである。 ​


送りがなのつけ方

送りがなは、文の流れを明確にするために使用される。

文脈に応じて適切に送りがなを付けることが求められる。


くぎり符号の使い方

くぎり符号は、文の理解を助けるために使用される。

約20種類の符号があり、文の内容や文体に応じて使い分ける。


縦書きと横書きの符号

縦書きにはマル(句点)、テン(読点)、カギなどが使用される。

横書きにはピリオド、コンマ、コロンなどが使用される。


くぎり符号の適用

くぎり符号は文の論理を乱さない範囲で自由に使用できる。

読者の年齢や知識に応じて適用を調整することが推奨される。


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