第13話
●オリュンポスが押さえている整備ドック内、3人の整備士が話している。
オリュンポス整備士A「日本各地に新型の
オリュンポス整備士B「さあねぇ、今時メイド・イン・ジャパンで良くできたコンテンツなんてコミックくらいだろ。何を恐れてるんだか」
オリュンポス整備士C「ただなぁ、あの国気味が悪いだろ? 俺らの先祖、カミカゼにやられてるし」
●「神風」と聞いた整備士B、思わず笑いながら。
オリュンポス整備士B「そんなの偶然だろ? そのあと
オリュンポス整備士A「まぁ、2022年のウクライナの例もある。小国だからと侮らず
攻め気で行くんだろう」
●整備士B、特に気にすることはないと気楽そうに自分の肩を揉みながら。
オリュンポス整備士B「仮にこっちが撃破されても敵の新型のデータは無人機からフィードバックできるし損はない……おい どうした?」
●整備士B、いきなり黙りこくって神妙な顔をしている整備士Aに問いかける。
オリュンポス整備士A「いや、あの国が強いコンテンツをもう一つ思い出した」
オリュンポス整備士B「?」
オリュンポス整備士A「――
※オリュンポス整備士Aのキャラ設定はアメリカ人です。
※オリュンポスの無人機はジャミングを受けない仕様になっています。
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●場面変わり、カメラはタカチホベースへ/北野隊長を前に整列している第1~第3小隊の面々。
北野「では、各々のポジションを伝える」
●ポジションという言葉に「おっ」と反応する第2小隊の古田と石川。
北野「前衛 第2小隊、後衛 第3小隊。第1小隊は別命あるまで待機。以上だ」
アラタ「待機って……」
北野「不服か? まぁ、端的に言えば新型をあちらさんにまだ見せたくない」
●ムッとしていたアラタだが、「新型」と聞いて北野の言葉に集中する態勢に。
北野「次の勝ちに繋げるには、まず『データ収集』だ。こちらも敵のデータを
吸い上げさせてもらう…それと 仲村班長代理」
馨「はい!」
●手元のタブレットでデータを確認する北野に呼ばれ、姿勢を正す馨。
北野「第1小隊の機体の足回り、強化しておいてくれ。あと第3小隊の長澤・杉咲の機体にはスナイパーライフルを。照準機系統の強化も忘れずにな」
馨「……はい!」
●どこかのんびりとした雰囲気だがテキパキと指示を伝える北野。
●馨は「スナイパーライフル」装備と聞いて「なるほど」と頷いている。
北野「では、チームワークを大切に。しまっていこう!」
全員「「「「はい!」」」」
●「しまっていこう」という言葉に反応し、ちらりとお互いを見てニヤリと笑う第2小隊の古田と石川。アラタだけは返事をせずに不服そうな顔をしている。
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●場面変わり、ここからは全国各地に配備されたオクトデキエースとパイロットの紹介になります。
●大阪(道頓堀周辺)戦闘シーン/オクトデキエース「KURAMA/クラマ」のカット入る。
「大阪 道頓堀周辺」
KURAMA/クラマパイロット「完全に新型を狙ってきてるな。だが……」
●オクトデキエース専用の大型銃火器(ガトリングガン)でオリュンポスの無人機を粉砕する「KURAMA/クラマ」。
KURAMA/クラマパイロット「舐めてもらっては困る」
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●北海道(函館 五稜郭)、オクトデキエース「SHIRAKAMI/シラカミ」の戦闘シーン。
●オクトデキエース専用の銃火器(ライオットガン)を使って無人機を撃破する「SHIRAKAMI/シラカミ」のカット入る。
「北海道 函館」
SHIRAKAMI/シラカミパイロット「人が乗っていないなら、気が楽だ」
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●福岡(福岡タワー周辺)戦闘シーン/オクトデキエース「IZUMO/イズモ」のカット入る。
●オクトデキエース専用の銃火器(ハンドガン)を2挺拳銃のように持って戦うIZUMO/イズモのカット入る。
「福岡 沿岸部」
IZUMO/イズモパイロット「これはボーナスステージだな!」
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●東京(六本木ヒルズ周辺)戦闘シーン
●オクトデキエース「MUNAKATA/ムナカタ」と「TOGAKUSHI/トガクシ」、専用の銃火器(SMG)を持つ戦闘カット入る。
(ムナカタとトガクシは同じSMGを持っています)
『SMG』
●オクトデキエース「ISE/イセ」、専用の銃火器(銃剣付きの自動小銃)を持つ戦闘カット入る。
●お互い通信を開いてオリュンポス側の無人機を撃破している3人のパイロット。口調は軽いがそれぞれの動きは的確。
MUNAKATA/ムナカタパイロット「やっぱり東京は人気ありますね!敵の数、多っ!」
TOGAKUSHI/トガクシパイロット「ランドマークが多いからなぁ」
●コックピット内モニターで残弾数を確認するISEのパイロット。
ISE/イセパイロット「すまんが残弾がヤバい、補給したい!」
MUNAKATA/ムナカタパイロット「一旦退きますか?」
TOGAKUSHI/トガクシパイロット「異議なし!」
ISE/イセパイロット「30分で戻る。タカチホベース、その間のフォロー頼む!」
●ISEパイロット、通信を開いてタカチホベースの通信班へ告げる。
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●場面変わり、大きなモニターが並ぶタカチホベースの司令部。
●東京のオクトデキエースからの通信を聴いた北野、マウンドに出る選手たちに気合いを入れるように。
北野「さあ、出番だ。第2小隊、第3小隊は配置に就け」
コロッサスパイロット(コクピット内で)「「「「はい!」」」」
※タカチホベースは「壱」から「伍」までの5つのベースがあります。
(北野隊長が指揮するのはタカチホ第参ベース)
●タカチホベースから出撃する6機のコロッサス。
(アラタのいる第参ベースの第1小隊のみ待機)
→ほか全42機のコロッサス、戦車や装甲車も出撃します。
●総員出撃のカットでEND。
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