第5章 嗚呼、パンゲヤ 世界は一つの大陸であった
日本では本当の先住民族であるネイティブ、アソベとかツボケとかいうところのいわゆる原住民が居ますけれども、日本列島事態が昔、大陸と陸続きだったわけです。まぁ、言うなら、世界は最初一つの大陸からなるというパンゲヤ大陸の伝説があります。
それから、地震の原因といわれるプレート変動によって世界は分かれたのですね。
簡単なはなしをするなら、土地が表面上は冷えていても、中で燃え盛っていると、中で対流が起こって地面は引き離されるんですよ。
冬のひび割れやしもやけみたいで痛い感じがしますね。
簡単に言うと、そうですが、今の学者が言うプレート現象というのが正しいかどうかはわかりませんが。まぁ、いわゆる海溝があるのですからね。
わたしたちが、山だと見ている、谷だといっているものが海中にもあるわけですな。ただ海の中は水があるから見えないだけで。
日本でも、奈良県の吉野に玉置って場所がありまして、古代には物部氏もそれを重視したみたいですが、結局、玉置であっても元々海の底だったものが、ある日突然火山の活動で隆起してあのような高さまで盛り上がったわけなんですね。
六甲山でもそうですが、海の底だったものがものすごい力によって盛り上がる。
玉置というのも、海の底でマグマがボコボコふいて吹き上がったものが、急激に水で冷やされて、それがこんど餅状になった石があります。
あなたも玉置山に行ったらわかるでしょう。玉置山そのものが、大きな岩の餅だということですな。
世界的にも地質、地球の研究では、玉置は注目されていますし、日本では最も重要視されているわけですからね。
玉置神社では、カミヤマトイワレヒコ命を祭り、天照大神をお祭りしていますが、全部同じ人ですよ。神武天皇という人は、実際にはいないわけです。
つまり、後々付けた名前であって実際は、応神天皇のことなのですよ。
あの、ホムダワケと言って、八幡神社に祭られているのも応神天皇のことですよ。
神武の東征と言いますけど、実際は神武といわれる人の祖父二二ギが、この大和の地から九州に行ってるわけです。岩屋の乱をニギハヤヒが治めに征かれたわけでしょう。しかし、一旦九州に征ったそのニギハヤヒに従う邪馬台国の重臣、物部の一族も平定が終わると大和に戻ってきているわけです。
九州岩屋の乱を治めるために大王自ら出向いたわけです。
面白いことに、この大和にあるものと全く同じ地名が九州にあるわけには、都を一時遷都したということです。
そのとき、当然日弥呼の娘イヨも妻として大王に付いて行っているのですから、九州に邪馬一国があっても何らおかしくはないのです。
まぁ、この史実を知る私たちにとっては、邪馬台国論争というのは問題にもならないというわけです。
歴史学者たちの理論では、物部は支配圏を畿内にしか持ってないと考えているわけですが、考えてみてください。北海道の先住民族のアイヌの人とかともこの伝承について語られますが、日本列島そのものが、大陸続きにあったときには、中国人か日本人か朝鮮人か分からないわけでしょう。ロシア人かもしれませんし。アイヌの人たちは一応シベリア半島から入ってきたロシア系の人であるといわれていますが、結局そういうことで、いわゆる北方系から入ったであろうと言われているわけですよ。
だから、そういう人たちが、だんだん北から南へ、寒いところから暖かいほうへ来る、そして、南の端まで支配する、こんどは、氷が急に解けだして、大陸も沈み始めると、追いやられた人々は帰れなくなるわけです。居残ったわけですよ。帰ることができないのですから。単純なことは、そういうことです。
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