第4話 流星のごとく書くべし?

 作家の書いていくスタイルは一つではありません。


 例えば、一つの話を集中して書く人もいれば、複数の話を同時並行的に書く人もいるかと思います。


 得意不得意もあるので、どちらが良いかという結論は自身で決めるしかありませんが、「自分は一点集中が良い」とはっきり確信を持てるまでは複数進める方が良いかと思います。

 特に、ある程度の年配者(の中で小説書いた経験が少ない人)は複数書く方がいいように思います。


 何故かというと、集中して書く場合、「あれもこれも」と一つの話に投入してしまうことがあるんですね。


 で、この場合、知っている人の方がマイナスになりやすいように思います。


 というのも、知識がない人の場合は、逸れ具合が小さいのでプラスになることもありますが(もちろんマイナスになることも多い)、知識がある人がこれをやると最初のテーマと違う知識の話が妙に深く入ってしまうこともあり、その結果として「これ、何の話だっけ?」と主軸がブレることがあるからです。

 web小説の場合、まず分かりやすくしなければならないということがありますので、軸がブレるくらいに他の要素が入ってくるのは非常にまずいんですね。


「いや、そんなことを言うおまえの話もそうなっていないか?」と言われると否定できませんが、仮に私が一つしか書いていなかったら、もっと軸がブレブレの話になっているだろうと思います。


 ということで、他に書きたい要素が出てきたのなら、それはもう別の話にしてしまうべきで、一つの話にあれこれ詰め込むのは全くよくありません。

 2つも書くだけの時間がないというのならば、それぞれを半分にするくらいでも良いのではないかと思います。

 複数の話を書いていれば、反応などの確認も倍になるわけで、分析などもやりやすくなるところがありますからね。


 まあ、もちろん2つとも反響がないという悲しい事態もありうるわけですが、なるべくなら多くの話を書く方が良いのではないかと思います。



「そうは言っても、同じような作品で揃えた方が良くない?」

 というような疑問があるかもしれません。実際、「◯✕といえばこの分野」くらいに徹底した方が良いと書かれている人もいます。


 そういう認識を持たれるくらいまで有名になれば整理する手もあるかもしれませんが、そこに至るまではあまり考えなくても良いような感はありますね。

 実際、「テクニカル・エリア見たついでに他も見てみるか」みたいな感覚でマイナーな話をフォローされていく方もいらっしゃいますし(ごく少数ながらその逆も)、あまり制限しない方がいいような気はします。

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