第6話 マサの相方


まさと付き合って半年が過ぎた

だいたいまさがどんな仕事をしているのかわかった気がした。携帯何個も持ち歩いてたまに怪我して帰ってくる。けど私は何も知らないフリをする。

知ってはいけないと思うから。知られたくないからまさも言わないんだろう。


 ピーンポン

「はーい!」

⌜すいませーん開けてくれませんか?⌟


そこには前髪で目が見えない“ いかにも”な人がいた


「え、だれですか?」

⌜まささんから聞いてません?⌟‎

「な、なにも」


 えついに攫われるの私え誰このでかい人怖いよ


「ちょちょっと待ってくださいね」

「ねぇまさあ!」


どうしようどうしよう!


『 ん?どーした?』

「あのなんか知り合いよんだ?」

『 知りあい?』

「待ってあたし攫われるの?怖いよ」

『 落ち着け一旦 』

「インターホンのとこ行って」

『 おうおう』


『 どちら様? 』

⌜まささんん俺っす俺⌟

『うわぁお前生きてたんか!!連絡ないからてっきりもうやられちまったのかと思ったぞ〜鍵開けたから入ってこい』

⌜うすっ⌟

「た、だれ?」

『俺の相方のケン』

⌜邪魔しまーす⌟

「こ、こんにちわ」

⌜うわぁおこれが噂のまささんの嫁!?可愛い!⌟

『 おい何可愛いって』

「なにかお茶でも飲んでいきますか??」

˹いやいいすっよマサさん今からメシ行けますか˼

『おお行って来てもいい?』

「ちゃんと帰ってきてね??夜はさ」

『分かってるて鍵しめて待ってて』

「気おつけてねまさ」

『おう』

˹じゃあ借りますね ˼

「ちゃんと返してくださいね??笑笑」

˹なんも危ないことしねぇすよ笑 ˼



なぜか胸騒ぎがする

ケンがものすごく険しい顔をしていた


結局マサは帰ってこなかった

記念日だったのになんて言えないし…

朝帰って来たけど何も聞けなかった聞くのが怖くてそのまま寝てしまった


次の日




 

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