星にのせて
わたあめ
第1話 無駄な時間
私は間違えて生まれてきたんだと思う時がよくある
生きてて楽しくないし、親にも愛情なんてもらえない
何故産んだの、なんで、なんでって
真夜中バイト帰り歩いている時に考える
生きる気力が見いだせない
知らない男に体売って、気持ちよくもないのに喘いで。それがバイト ファミレスでも働いてるけどね
間違えてると思ってもこれしか取り柄がない、、
無駄な時間、無駄な人生
大事な高校三年生を無駄にした
午前2時
扉を開ける
「ただいまー」
「舞金」
この人は私の母親
私を金としか思ってない
こうなったのは全部借金作って出てったあの男のせい
「もうないよ」
「パパ活してるんやろ?」
「な、なんで」
「早くちょーだいや」
「その前に親やったら止めるとかしろよ」
「金稼いでんねんからなあ」
「お前にあげる金なんかないわ」
「あ?親になんて口の利き方や」
「は親?そんな時だけ綺麗事やな」
「帰ってくんなもう」
「あーそーですかー」
「出てけ」
「言われんでもわかってるわボケ」
扉を開けて勢いよく閉める
「しんど」
こんなことは日常茶飯事。家出した方がいいかもしれんへんけどたまにしか家帰らんしちょうど良くてまだ一人暮らしはまだ程遠いでもこうなった時どうしようか迷ってしまう。
男の家に泊まるか、公園で寝るか
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