第5話 村の秘密と古の契約
翌朝、村はまだ昨夜の戦いの余韻で静かだった。
俺はユイと共に村長の家を訪れた。
「昨夜の出来事、まだ信じられんが……おぬしの力は確かなものじゃ」
村長はそう言いながら、ひとつの古びた箱を取り出した。
「これを見よ」
箱の中には、古びた羊皮紙と、不思議な紋様の入ったペンダントがあった。
「これは“古の契約”の証じゃ。かつて、この地を守るために結ばれた魔導師と守り獣の契約書。おぬしが受け継ぐべきものだ」
俺はペンダントを手に取り、その重みを感じた。
「これがあれば、結界の力がさらに強まるかもしれない」
村長はゆっくりと説明を続けた。
「だが、この契約には代償もある。守り手は村を守るだけでなく、古の呪いの真実を解き明かし、呪いを完全に封じなければならん」
俺は深く息を吸い込んだ。
「呪い……って、何が起こっているんですか?」
村長は目を伏せ、重い口を開いた。
「かつて、この谷には強大な魔物が封じられておった。封印が弱まれば、再び災いが降りかかる」
「それを防ぐのが、おぬしとユイの役目だ」
俺はペンダントを胸に当て、決意を新たにした。
「わかりました。守りたい。村の平和も、ユイも、みんなを守ります」
ユイも力強く吠えた。
***
その日の午後、村の広場で村人たちが集まった。
「今日からアイさんが、村の結界守りとして新たな時代を開く!みんなで応援しよう!」
笑顔と拍手に包まれ、俺は心の中で誓った。
どんな困難があっても、この村でのんびり、そして強く生きていくのだと。
夜には、再びユイと星空を見上げながら、明日からの冒険に思いを馳せた。
「さて、次はどんな試練が待っているのかな?」
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