深夜2時、まだまだ元気な隣人さん

第1話 滅びの呪文だ 目がっ、目がぁ！

どうも隣人はゲームが大好きらしい。

毎日毎日、24時超えても2時を超えても隣から愚痴ばかり聞こえる。怒鳴り声もしょっちゅうだ。

そんなアパートの一室でよく1人で１年過ごしたとちょっと高いワインを開けた昨日の自分よ。君は酔っ払って何をした？

仕事から帰ると、なんとも恐ろしいことにポストに隣人からの手紙がささっていた。

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201号室の方へ

話し声、うるさかったんですか？

だからといって突然何度も執拗に「バルス」と叫びながら壁を叩くのはいかがでしょうか。他の方にもご迷惑ですし、まずは管理会社の方に連絡するべきだと思います。

昨夜のこと、録音し管理会社の方に苦情を出させていただきました。以後、改めてください。

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怒りと羞恥とその他もろもろの想いが体中を駆け巡り、目が眩んだ。

ちなみに、隣人は大家の娘である。