第23話 クロウ

クロウはいつも想う。懸命に生きる人達が幸せになればいいと思っている。

悪魔としては悪魔らしくはないと思われているが、それもまたクロウらしいのだなあと仲間内には感じられている。


新しい事や思考を手に入れて行動にしていることから人間らしいとは言われている。

人間らしいと言われても原点は悪魔なのでどこか残酷なものも沢山もっている。


残酷なことはあえて表には出さないが、クロウはクロウで誰にも知られないような悪をしたことはある。


それは必要悪とされる残酷なこと。


誰かを護るための犠牲を産み出すこと。


自己犠牲を自分の目的に設定し、目的を遂げる者。


故に彼は神格を得る権利を持つ。


自己犠牲と罪を司る者として。


闇に葬ってきた存在は数知れず。


優しい気持ちを持ちながらも残酷性も重ね合わせている。


彼は神に至るまでに多くの罪を重ね多くを救済をするだろう。


故に彼は自らを許さない。

故に彼は自らを高めたい。


戦い続け黙しつづけその先に何がのこるのか。



彼は護るために手を汚そうとも戦い続ける。


クロウは護るべき対象があればあるほど戦い続ける。


悪魔でありながら聖者のように。


あらゆる魔を倒しあらゆる脅威を倒し。

あらゆる屍をのりこえて。


彼は悪魔でありなら聖人の称号を持つ者。


あらゆる奇跡を持つ者。


スロウスが絶対者であるならば


クロウは超越者。


悪魔にして勇者として言われる者。


人を護るために生きる事を使命にした悪魔。


彼は自由にして不自由。


その自分自身の制限をかけることにより護る存在がいるのであれば、彼は誰よりも強くなれる。


彼は悪魔にして英雄。


多くの戦場で多くの命を救い、多くの敵を倒し、覚悟をもって奪い手に入れた。


故に彼は何よりも人間らしく、人間を愛している。


また多くの種族も愛し、守護者となっている。


守護でありながら悪辣な側面を持つ悪魔。


彼は何よりも優しく、冷たい。


護るべきものがあればあるほど強くなる。


彼が神に至った時一体どうなるのかは

まだわからない。


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