幼少期 領内の事情②
セバスチャンに森で栽培しているキノコの種類を聞いてみた。
「シイタケ、ハタケシメジの他には、マイタケ、エリンギ、ブナシメジ、そして中々取れない松茸などが市場では出回っていますね」
僕は、セバスチャンにキノコの種類を聞いてみると、セバスチャンはまた流暢にキノコの種類を答えてくれた。
この時点で僕はセバスチャンが有能な執事だと言う事がわかった。
「へぇーキノコも色々あるんだね、どれも美味しいキノコだよ」
「たしかに、キノコは種類によって味が変わりますから美味しいですよね、特にマツタケなどは高価ですが、香りと味が良かったです」
「キノコは料理の仕方によってかなり美味しくなるから、種類がいっぱいあって良かったよ、キノコはお米にも合う料理方法もあるからね」
「そうなんですか、お米に合うキノコ、是非食べてみたいです」
僕はキノコの種類の豊富さに喜び、セバスチャンはキノコに合う料理方法に興味を持ったみたいだ。
セバスチャンはお米、最初にカツ丼なんか食べちゃったんだもんね、期待は膨らむだろう。
「でも、キノコは昔は毒キノコを食べてしまって大変だったらしく、今でこそ食べられるキノコが普及しました。
キノコは見た目だけじゃ毒キノコかどうかわかりませんから」
「そうなんだ、昔は大変だったんだね、でもおかげで今があるんだね」
セバスチャンは持っていた荷物を置きながら言って、僕は昔は大変だったんだろうと、感慨深い思いを受けた。
僕は今度は漁業の事についてセバスチャンに聞いてみる事にした。
「セバスチャン、今度は漁業で獲れる魚の種類を教えて」
「はい、アレックスおぼっちゃま、タイ、ブリ、アジ、サバ、カツオ、マグロ、スケトウダラ、ヒラメ、カレイ、サンマなどが獲れますが、ほとんどがキッザニア領内で消費されます。
魚は日持ちがしませんから、しかし漁業は盛んです。
他にも、素潜りでサザエ、エビ、アワビ、シッタカも獲っています」
「魚も獲れる種類が豊富だね、それに貝も獲ってるんだね、サザエとアワビ、美味しいよね」
「はい、大変美味でございます」
「魚は加工とかしないの?」
「魚を加工ですか?聞いた事がございません」
僕の問いに、セバスチャンはまたも流暢に魚の種類を挙げていき、さらにサザエ、エビ、アワビ、シッタカも獲れると言った。
それにしても魚を加工しないとはもったいない。
「魚はね、干物にすると日持ちするんだよ、獲れすぎてしまった魚は干物にすると良いよ、魚の干物はお米に合うんだ。
ほかにも、青魚、サバやブリは砂糖と酒、水、味噌を混ぜたものを煮付けにして、缶詰にすると長持ちするよ?2年ぐらい」
「なんと!!!魚が2年ももつのですか?干物もお米に合うとは気になります」
「魚の干物の作り方は、魚の内臓を取って、塩水に30分つけて一晩干せば完成だよ」
「そんなに簡単に魚の干物が作れるのですか、是非漁業の者に声を掛けて見ます」
僕はセバスチャンに魚の干物の作り方を教えたら、セバスチャンは喜んでくれた。
「魚の干物はナマモノだから、冷蔵庫で5日ぐらい、冷凍で1ヶ月もつよ、缶詰に比べれば日持ちがしないのが難点だね」
「冷蔵庫で5日、冷凍で1ヶ月ももてば充分です、それなら魚を王都や隣の海がない領地、バルトまで持っていけます。
ちなみに缶詰はどの様にして作るのですか?」
「さっき言った魚を砂糖、酒、水、味噌を混ぜて煮付けてから、沸騰消毒させた金属製の缶につめて、空気を抜いて蓋をするんだ。
ちょっと難しいけど出来る様になったら、トットリカ中に運べるからお金になるよ、缶詰を開ける缶切りも作らないといけないね」
「左様ですか、聞くだけでも缶に空気を抜いて蓋をする工程が難しそうですね」
セバスチャンが僕に缶詰の作り方を聞いて来たので、僕はセバスチャンに缶詰の作り方を教えた。
缶詰、錬金術クラブで缶を作って蓋も作れば、出来そうな気がするけど、まずは工場を作らないといけないね。
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