第6話『統一の影』
三つの戦場が、それぞれに赤黒く染まる中。
そのすべてを高所から見下ろす影がいた。
ユナイトレッド。
聖断戦隊ジャスティスフェイスの中で、最も静かで、最も危険な存在。
彼は地に降りることなく、上空に構築された巨大な術式の上に立っていた。
その足元には、秩序を象徴する魔法陣――“ユニフィケーション・シグマ”。
ユナイトレッド:
「個別の衝突は予定通り。次段階へ移行する。」
背後に現れるバーニングレッド。
バーニングレッド:
「本当にやるのか?まだ連中は全力出してねぇぞ。」
ユナイトレッド:
「必要ない。これは“試験”だ。正義を証明するために、破壊は避けられない。」
彼の眼は一切の感情を宿さず、ただ“調和”という名の独裁を映していた。
ユナイトレッド:
「この世界は未統一だ。色、思想、感情。バラバラのままでは、やがて崩壊する。
ゆえに我らが正す。すべてを一つに。」
彼が指を鳴らすと、空中の術式が回転を始める。
大気が唸り、空がゆっくりと割れ始める。
ユナイトレッド:
「“正義の統合”を開始する。」
次なる段階。
戦場は、個の戦いから、思想そのものを飲み込む局面へと進む。
魔王たちの想像を超えた脅威が、いま動き始めた。
(第7話へ続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます