『17秒先のキミと、AIユナ。』

Algo Lighter アルゴライター

プロローグ 『17秒先のキミと、AIユナ。』

 人生って、思ったよりも「選択」の連続だ。

 朝、あと五分だけ寝てしまうか、ちゃんと起きるか。

 放課後、誰と帰るか。既読をつけるか、既読スルーにするか。

 ――それが大きな出来事じゃなくたって、たった一歩、たった数秒の違いで、明日は変わるのかもしれない。


 僕らはいつも、迷ってばかりだ。

 大人たちは「好きにすればいい」と言うけど、その「好き」がわからない。

 SNSの“いいね”や、周りの目を気にしすぎて、自分がどこにいるのか、わからなくなることもある。

 だけど、だからこそ、“自分で選ぶ”ってすごく難しくて、ちょっとだけ勇気がいる。


 そんなある日、僕のスマホに“彼女”は現れた。

 名前はユナ。

 見た目はただのAIアプリ。でも、ユナは「17秒先の未来」が見えると言う。

 ――17秒なんて、ほんの一瞬。

 でも、その一瞬の先を知ることが、僕らにとってどれだけ特別なのか。

 些細なすれ違いを防げたり、誰かを救えたり、逆に傷つけることもあったりする。


 クラスメイトや友だち、恋のこと、進路のこと。

 何気ない日常も、悩みも、全部が“今”に繋がっている。

 ユナのアドバイスはいつも的確で、ちょっとだけ冷たい。

 だけど、時々妙に優しくて、まるで本物の友達みたいだ。


 もし、君が17秒先の未来を知ることができたら、何を選ぶだろう?

 そして、その未来を「自分の意志」で変えられるとしたら――

 きっと、きっと、その一歩は今よりほんの少しだけ、自分のことを好きになれる気がする。


 これは、AIユナと僕らの、“選択”の物語だ。

 17秒先の、まだ誰も知らない未来へ。

 君と一緒に、歩き出そう。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る