消える妖精
人間社会に、正体がバレると消える妖精が紛れていると、噂が起きた。
実際に何人か消えてるらしい。
SNSでは、しばらくその話題で持ち切りだった。
「見破ってやろうぜ!」
興味を持った者が、見破る方法を探そうと意気込む。
それでしばらくは、方法探しが流行っていた。
適当にカマ掛けても、消えるんじゃないか?
髪の毛を引っ張って抜いたら、わかるんじゃないか?
いや、それ別のマンガやん。
そんな話題の風向きが変わったのは、ある疑問を持った人物が現れたからだ。
「妖精って、妖精である自覚があるのかな?」
「いや、あるだろう」
「そうかな? あるとは限らないんじゃない?」]
「……」
こうなってくると話は変わってくる。
自覚がないとしよう。
だとするなら、自分がその妖精かも知れないのだ。
見破られたら自分が消えるし、見破ることで友人が消えるかも知れない。
見破ろうとしていた者も、いつの間にか発言しなくなっていた。
そこでSNSでは、この話題はここで終わろうと結論付けられた。
そしてこの話題は、忘れ去られた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます