何万光年先の宇宙から

 何万光年も離れた星から、電波を受信することに成功した。

 しかしその中身がわからなかった。

 長い年月がかかったが、星の住人の希望が後押しし、遂にその電波が解析された。


「みんなー、元気かな? 今日もはっじまるよー」


 子供向け番組とおぼしき内容だったが、他の星にも文明はあったのだ。

 星の住人の興味は、この番組に釘付けだった。

 と、そこにロケットが到着した。

 随分古臭いロケットで、ワープ航法も使えないようなシロモノ。

 その対策としてなのか、降りてきた乗組員はロボットだった。


 敵か? 味方か?


 星の住人は警戒の元、そのロボットの動向を見守っていた。


 ロボットは言った。


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