【幕間・登場人物紹介 ②】

 こんにちは、初めまして。この物語を紡いでおります、紅緒と申します。

 今回は三章までの登場人物紹介をさせて頂きたいと思います。

 一章が終わった後に書いた登場人物紹介では、メインの四人のみを紹介させて頂きましたが、今回三章まで進んだことで登場人物も増えてきました。

 ですので今回は少し多くなりますがお付き合い頂ければ幸いです。

 四章に入る前にこちらを見て整理して頂き、四章以降も楽しんで頂けますと幸いです。




【登場人物紹介】


【主要人物】

▪️アルヴィー

 本作の主人公の一人。七歳。

 実の母親と義理の父親から壮絶な虐待を受け、船に忍び込んで王都まで来たところをサフィールに保護される。

 今はサフィールとテオドールと共に暮らしており、本来の明るさを取り戻しつつある。

 現在、文字の読み書きを勉強中。

 ノアから贈られた図鑑の影響で、植物に興味を持ち始めた。


▪️サフィール

 本作の主人公の一人。

 カメーリエ公爵家の一人娘。十六歳。

 夕陽色の髪と、美しい青色の瞳を持つ。

 実は養女であり、カメーリエ公爵と血の繋がりは無い。実の両親や自分の生い立ちについて何も覚えておらず、そういった自身の生い立ちも起因して、アルやテオのような子供を放っておけない。

 幼い頃から強い魔力を持ち、その時点で魔道士協会会長であるアリシアの魔力を超えていた。

 その生い立ちや強さの要因など、謎が多い人物。

 


▪️ノア

 王国の第三王子。十八歳。

 王族は皆、金髪に蜂蜜色の瞳だが、稀にノアのように黒い髪と瞳を持つ者が生まれる。それはギフテッド、【神の贈り物】と呼ばれ、強大な魔力や能力を持って生まれる天才のことをいう。

 更にノアは、勉学や能力の向上に余念が無く、若くして宰相補佐を勤めあげる努力の人である(本人曰く勉強は暇つぶし)。

 婚約者であるサフィールへクソデカ感情を抱いている。

 サフィールの生い立ちについて何か知っているようだか……?



▪️テオドール

 サフィールの家で共に暮らしている少年。九歳。

 美しい銀糸の髪と翡翠色の瞳をしている。

魔法の素養があり、十歳になったら魔道士協会に入り本格的に魔法を学ぶ予定。

 王国騎士に憧れており、希少な存在である【魔法騎士】になってサフィールを護るのが将来の夢。

 アルのお兄ちゃん的存在。

 年上らしく振る舞うが、嫌いなにんじんをアルに食べてもらっている。

 最近は、ノアからもらった武器のカタログを眺めるのが好き。




【王国騎士団】

▪️オリバー

 王国騎士団騎士団長。独身。

 右の額の端から、左の顎下まで真っ直ぐ入った傷痕が特徴的な中年男性。

 厳つい見た目だが面倒見が良く、ノアやサフィールが幼い頃から知っており、親しくしている。二人に剣術を教えたのも彼である。

 騎士に憧れているテオにもたまに剣術を教えてやっている。

 


▪️ナタリー

 王国騎士団副団長。二十三歳。

 ショートカットで中性的な顔立ちの女性。そのルックスと強さから、男性だけでなく女性のファンも多い。

 炎の魔石が嵌め込まれた長剣を愛用している。

 クールなキャラを装っているが、実はサフィールの強火ファン。早口でサフィールへの想いを捲し立て、オリバーに呆れられている。




【魔道士協会】

▪️アリシア

 魔道士協会会長。年齢不詳。

 ストレートの長い白髪で長身。メリハリある体型のまさに美魔女。

 かなり前からこの姿であるので、魔法で若い姿を保っている様子。話し方は老人然としたもの。

 サフィールの魔法の師匠とも言える存在。しかし、魔力は出会った頃からサフィールの方がずっと上だった。

 サフィールに会長の座を継いで欲しいと思っているが、サフィールにその気が無いのが最近の悩み。



▪️ローガン

 魔道士協会に所属する魔道士。

 薄青色のボブヘアに灰色の瞳。

 ゾーイとは双子の兄妹で、一応ローガンの方が兄。

 明るく人懐こい性格をしている。

 若いが魔道士としての素養が高い為、サフィールに見込まれている。



▪️ゾーイ

 魔道士協会に所属する魔道士。

 薄青色のボブヘアに灰色の瞳。

 ローガンとは双子の兄妹で、一応、ゾーイが妹。

 ローガンとは真逆で、静かでおとなしい性格。

 若いが魔道士としての素養が高い為、サフィールに見込まれている。




【孤児院】

▪️シスター

 孤児院に隣接している教会のシスター。国の援助を受けながら、孤児院の経営もしている。

 サフィールやノアとは以前からの知り合いらしい。

 温厚で優しい性格で、孤児院の子供達を大事に想っている。



▪️マッシュ

 孤児院の最年長の少年。十五歳。

 テオとは友人である。

 サフィールに淡い恋心を抱いているが、ノアがいる為その想いが叶うことは無い。

 年少の子供達の為に読み書きを勉強し、絵本を読んであげたり、シスターの手伝いをして孤児院を支えようとしている。




【近親者】

▪️オーガスト

 サフィールの養父。独身。

 宰相であり、国王とは幼馴染であり信頼出来る友人同士。

 仕事一筋だったところに、国王からサフィールを養女として育てるよう言われる。最初は戸惑ったが、やがて本当の娘として溺愛するようになる。

 サフィールの生い立ちについては彼も知らない。



▪️エーリッヒ

 この国の第二王子で、ノアの兄。

 金髪に蜂蜜色の瞳。長い髪を後ろで纏め、左肩から前へ流している。

 アンダーリムの眼鏡を掛けた、少し吊り上がった目の青年。

 隣国の王女との婚約が決定している。

 ギフテッドという特別な存在であり、王族でありながら政略結婚ではなく、想い人を婚約者にしているノアに思うところがある様子。



▪️アルの両親

 アルの実の母親と、母親の再婚相手である義父。

 二人はアルを虐待しており、アルが王都まで逃げてきた原因。

 母親は散財癖があり若い男に貢ぎ、義父も女遊びや賭け事に金を注ぎ込んでいた。

 ノアの調査によると、アルの実の父親は子爵であり、遺産目当てに母親と義父に殺された可能性が高い。




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 ここまで読んで頂き、ありがとうございます。


 今回は主要な四人以外の人物についても紹介してみました

 メインキャラ四人についても新たに書き換えております。


 四章からも、このキャラクター達と一緒に丁寧に物語を紡いでいきたいと思います。

 これからも応援頂けると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

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