狂人記録・『現実世界』のリアルチートおじさん

第1話 ２０２５年５月２５日『体感時間とかなんとか』

さて、自己紹介しよう。

とは言っても『俺』のプロローグに関しては『障害の異世界からの帰還者』で書いたので省略する。

ああ、そっちも読んで欲しい。つまりはそういう事だ。

ズルいだろ？オッサンだからな。

この力がいつまで続くかはわからない。

有限なのか、『私』の寿命と引き換えなのか、『俺』がいる限り永続なのか。

とりあえず『魔法』が切れるまで続けようそうしよう。

珍しいケースだから『俺』も知りたい。この『チートスキル』が何なのか？

精神病院や脳外科では全く異常がないそうだ。これが不思議でたまらない。

まあ、世の中を騒がすつもりはない。そこら辺のパワー系のアレとは違って理性はあるんだ。社会の常識は知ってる。暴れたりはしない。

『俺は本当のことを言ってるんだ！真実なんだ！』とは言わない。

鉄格子付きの病院は勘弁してくれ。

長い間『あっち側』にいたからな。普通のオッサンだよ『俺』は。

・・・・給料安いけどね。

世のため人のため、日々頑張る無能な足軽作業員だ。

精神科医は「普通は自分で決めればいい」と言っていた。

「丈夫な体に生んでくれた親に感謝しなさい」とも言ってた。

世の中の『普通』に合わせる気はない。

これが俺の私の『普通』だ。

いい時代になったもんだ。

３０年前は『チートスキル』とか『異世界』とか無かった。例え話が楽で助かる。

昔ならキ◯◯イで一括りだ。相談する場所すらない。笑い話にもならない。

さて本題、『体感時間』の話だ。

もちろん信じなくてもいいぞ。真実は自分の中にあるからな。

いきなりアレな話をすると、『現実世界の一日の時間は目安でしか無い』のだ。

『普通』は一日２４時間だ。だが、それは人によって違う。

『普通の人』は世界時計の２４時間を目安として行動する。

だがそこに『集中力』『運動能力』を加算、もしくは減算することで時間を操作できる。

加算すれば一日の時間は２６時間にも３０時間にもなる。

精神と肉体が加速して『世界時計』を追い越してしまうんだ。

『異世界人』の『俺』は『集中力低下』『運動能力低下』のデバフがかかっていた。だから１日は２４時間以下になってた。信じられないだろ？

たった一人で生活してるとそれがよく分かる。時間の流れが速い速い。

体内時計が遅すぎるんだ。時間感覚だな。

『俺』の部屋には時計が大量にある。時間経過が速すぎて遅刻しそうになるからだ。

かつては人に会うときも一時間前に準備を開始してた。

準備が速いんじゃない。準備する思考と動作が遅すぎるんだ。

『集中力低下』『運動能力低下』デバフは周囲の『普通の人』と比べるとよく分かる。

『足が速い』というのが一番わかる。

アレが『時間加速能力』バフだ。そう考えたら面白いだろ？

運動は筋肉だけじゃないんだ。集中力のほうが重要なんだ。

『俺』には『足が速い人は世界時間を加速させて移動している』という考え方になった。

狂ってるなあ・・・。なんでこんな答えにたどり着いたんだ？

集中力のない『異世界人』には野球のボールやドッジボール、バレーボールなどの『球』が恐ろしく速く感じる。『痛み』からの『トラウマ』がそうさせているのだろう。

だが集中力と筋力のある『普通の人』にはゆっくりに見える。動体視力が良いというものがあるが、どちらかと言うと『集中力』のほうが重要だ。

きっと『集中力を極める』と『周囲の時間が止まって見える』。

いや、無意識的に『世界時計を一瞬だけ止める』ことが出来るはずだ。

もはやチートスキルだ。使っている本人にしか体験できない『常識破壊』だ。

伝説的な野球選手なら標準で持ってるんだろうな。恐ろしい・・・。

そりゃ、真似できないはずだ。体感時間が違いすぎる。

体感時間の違いを自覚できる方法は他にもある。

『老化』だ。歳を取って『集中力』と『筋力』が低下すると感じ始める。

一日、いや、一年の経過が段々と早くなる。

貴方はどうだ？速くなってないか？

なんか最近『一年が過ぎるのが速いな？』と思ってないか？

危ないぞ？貴方は貴重な時間を無駄にしている。

運動してゲームしたり本を読んだりして『集中力』と『筋力』を鍛えるんだ。

寝っ転がってスマホいじって動画を見てるだけだとあっという間だぞ？

人生は長いようで短いんだ。『世界時計』の『普通の常識』を当てにするな。

目安を信じるな。『常識』を破壊しろ。

そうすれば時間の流れは遅くなる。それが『人生を充実させる』ということだ。

「子供をスポーツ選手にしたいから特定のスポーツだけさせる」

いや、それだけじゃダメだ。

メンタルと集中力も一緒に鍛えれば『体感時間』バフで『時間の常識』を破壊できる。チートスキルが手に入るぞ。

『俺』がなぜそう言えるかって？ホントにそうかって？

『俺』の体感時間が２倍に伸びてるからそう言えるんだ。

一日の経過がおっそろしく長い長い。これが『現実世界』の『時間の常識』か。

つい先月まであっという間に休日が過ぎたのに。

ゲームとネットしかする時間がなかったのに。

今日は朝６時に起きて猫と遊んで朝飯食って暇つぶしに約３５００字書いて洗濯して掃除して昼飯食って３時間ウオーキングしてついでに買い物に行って約２０００字書いてまだ１７時２２分だ。

わかるだろ？『世界の時間』が遅くなってるんだ。

『集中力』と『動体視力』のバフ効果で。

信じる信じないはあなた次第。

体感してる『俺』は信じるね。

最高だな『現実世界』は！！