第三章 感染
第43話退けられた訴訟
「あの、気落ちしてるかもしれませんが、
するとその女性は涙を流しながら。
「私の息子が亡くなったのは、あのゲームのせいよ!だから、ゲーム会社に訴訟を起こしたのに、、、。全く相手にもしてくれない。」
勝馬と良美は何やら鈴木警部補が泣いている女性と話してるのに気づく。そして鈴木警部補とその女性の側に行った。
「どうしたんだ?拓哉。」
「いや。気になってね。」
鈴木警部補は詳しくその女性に話を聞く。
「ゲームとは?」
「息子は小学校2年生になったばかりの7才でした。エジプト物語というゲームをやり始めた途端、高熱を出して、そのまま、、、。亡くなったんです。これからだと言うのに。私はやるせなくて、絶対にあのゲームのせいだと思ってゲーム会社を訴えたんです。でも通用しませんでした。分かってたんですけどね、、、。でも行き場のない思いが、、、。」
「そうですか、、、。さぞ辛かったでしょう。お悔やみ申し上げます。」
良美が前に出る。
「エジプト物語って、ツタンカーメンの呪いのせいじゃ、、、。」
「俺もそう思う。お姉さん、僕もこいつの同僚で。」
「ツタンカーメンの呪い?どういうことです?」
鈴木警部補が間に入った。
「貴方は関わらない方が良いです。貴方まで呪われるかもしれない。貴方はお子さん一人ですか?」
「いえ。1才になる娘がいます。しかし、私まで呪われるって。貴方方は一体、、、。」
「極秘です。ですが、必ず息子さんの敵をいつか討ちます。裁判をしても無駄かと思うので、娘さんを大事にして下さい。娘さん、お母さんのお帰りを待ってると思いますよ。」
「そっ。そうね。早く帰らなくちゃ。」
「ところでそのエジプト物語というゲーム、何処で入手したんですか?」
「防衛庁の近くの電気屋さんで買ったんです。それが何か?」
「今、そのゲームは?」
「証拠として取ってあります。」
「直ぐに破棄して下さい!また呪われるかもしれません!」
「分かりました。呪いなんて信じてませんでしたけど、貴方方と話してると呪いかもしれません。これ以上の不幸は嫌です。手遅れになる前にありがとうございました。」
良美が決心したかのように。
「息子さんの敵はどれだけ時間が掛かろうとも必ず討ちます。」
勝馬が良美に続く。
「この方なら、必ず討ちます。」
裁判に相手にされなかったその女性は、気を紛らわす事が出来た。そして、お酒を飲むのを辞め、愛娘の元へと帰って行った。
良美は考え込んだ。
「鈴木警部補、私の友人を死に追いやったあのゲームと何か関係してるのかしら?」
「まさかっ。あのゲームは防衛庁の管理下に、、、。でも、防衛庁の近くの電気屋さんなんて。」
勝馬は提案した。
「その人々を死に追いやったというゲームとエジプト物語というゲームの関連性を調べた方が良いんじゃないか?」
「そうね。勝馬さん。」
「そうだな。勝馬。」
これが序章に過ぎなかったことをまだ3人は知らなかった。
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