134話 美穂達の日曜日

───美穂視点───


わたしは今日

おねえちゃんのところにおじゃましていた

深愛様も一緒についてきて

玄関で栄さんやすみれさん達が出迎えてくれて

おねえちゃんの部屋に向かい部屋に入ると

おねえちゃんがわたしたちを見て


「いらっしゃい みほさん 深愛様」

「「おじゃまします」」

「ゆきくんは…確か…芽衣さんの両親が挨拶に来ているんでしたよね」


確か そんな話だった


「芽衣さんの両親がいるなら芽衣さんもなにもしないでしょうから」


おねえちゃんがそう言ってるけど

わたしは心配していたりする


「でも 料理とか…」

「そういえば そうですね 手料理…ですね」

「むぅ」


おねえちゃんの言葉に頬を膨らませてしまいます

それを見て…おねえちゃんは…ため息をつきながら


「すぐ そうやってやきもち妬いてると

 ほんとにゆきくんに逃げられちゃいますよ?」

「それは もっといや」

「1日ぐらい 芽衣さんにあげてもいいくらい

 余裕を持たないと…ね?」

「うん」


同い年なのに…おねえちゃんは大人だなって感じてしまいます


「それで…みほさん 深愛様 どうします?」

「うーん お母様達は?」

「お爺様達は公務で出かけてます

 お母様は…弟の方の面倒を見ているところだと思います」

「そっか…深愛様はなにか食べたいものは?」

「うーん そうですね ここんところ 肉類続いたので

 魚が恋しくなりましたね」


そういえば…ずっと肉類続いてる

唐揚げ 焼き鳥などなど


「おねえちゃん 侍女さん達は時間あるの?」

「「「「はい」」」」

「すみれ達は基本的にわたくしの面倒を担当して貰ってますから」

「そうなんですね じゃあ、55階層にでもいく?」

「そうですね 魚なら55階層ですね すみれ達もいいです?」

「「「「はい」」」」

「深愛様 海の中って魔物以外もいるんです?」

「こないだ 索敵したときは…そこまで調べてなかったので

 やってみますね? 昆布とかわかめとか

 みつかるかも知れませんし 海苔もあるかもですね?

 さくらさん データベースから瞬時に鑑定出来るようにしておいてください」

「かしこまりました」


わたしたち7人は栄さんに挨拶をしてから

55階層へ瞬間移動をしました


「えっと…どうしよう?

 マグロ いか かに えび たこと

 分担してします?」

「そうですね さくらさんは海草とか探してみてください

 わたくしたちは魔物を狩りますので

 あ…浄化、除菌、除毒もしないとでしたね」

「そうだった わたしと深愛様まで

 回収と除菌などします」

「それでは…美穂さんに任せますね」

「はい」


おねえちゃんが指示を出して各自散らばっていきます

この辺 わたしには向いてないなぁって感じてしまいます

とりあえず、わたしは深愛様と一緒に

みんなが狩ったものを除菌などをしつつ回収していくことにしました

おねえちゃんはマグロ集め

いかとたこはすみれさん、エビをかえでさん

かにをぼたんさんが担当することになりました

さくらさんはわかめや海苔や昆布を探してます

昆布があれば出汁も作れそうですし

色々と都合がよさそうです


───さくら視点───


美穂様と深愛様が未来様のところに遊びに来て

話の流れから55階層へくることになりましたが

はじめて来たときは…わたしはただの侍女でしたし

未来様達の様子をスクリーンでみていて

すごいなぁって思うだけでしたけど

今回はわたし自身も力を手に入れてますし

やれることをしようと思います

指輪の機能からネットワーク接続して

わかめや昆布の詳細を調べていき

深愛様が海の中の情報を渡しに流してくれてるのをあわせて

検索を行ってます


「あっちにわかめがありそう…」


深愛様から貰ったデータをみながら

その場所に移動していき水魔法で海水を操って

その部分をふたつに割って海の中をみれるようにしてから

下に降りていきます


「あ、これかな?」


わかめのデータを照合して確認します


「うん これだね こんなに生えているのね

 ダンジョンなのにこんなにいっぱい食べれるものがあるなんて…」


もったいないないなって感じました

魔物もそうですがそれ以外にも色々と豊富みたいです

もしかしたら植物の階層も色々豊富なのかもしれないです

そう考えながらわかめを採取していき

次は昆布の方も探してみてます


「向こうの方にありそう…」


いったん上空に浮かんで移動して

再び水魔法で海水を操作しながら海の中に降りていき

辺りを見回します


「あった これかな」


ウインドウで昆布の画像を見ながら確認して

鑑定もしつつ採取します


「こんなにあるし大きいよね

 ダンジョンだからなのかな 普通に育った昆布より大きいみたい」


独り言を言いつつ採取しているのですが

人に見られたら恥ずかしいかも

わかめ 昆布とかなり採取出来たので

最後は海苔を探してみてます

ネットで情報を見てみると

海水と淡水が混ざる場所のようなので

そういう場所があるのか?と検索して見ましたが

なさそうです

ダンジョンだと雨とか降らないからなのかもしれないです

海苔は普通に外で探してみた方が良さそうかも知れません

と…考えていると

念話で未来様が話しかけてきました


「みなさん そろそろ お開きにしません?

 1時間近く狩ったと思いますし…かなりとれてませんか?」

「わたしのほうも」

「おなじくです」

「はい おなじく」


未来様 美穂様 すみれさん達の言葉が脳内で聞こえてきてます

わたしも返事しなきゃと


「わたしの方も…わかめと昆布は確保しました

 海苔はどうやらこの階層にはなさそうです」

「さくらもお疲れ様」


未来様からねぎらいの言葉

嬉しいです


「いえいえ…」

「それでは各自玄関に移動で…」


そうして1時間ダンジョンでの採取を終えて

みんなで玄関に瞬間移動をすると

お昼ご飯作りに取りかかろうと7人で台所に向かいました

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