初めての観戦、その感想

 忘れているかもしれませんが、ここまで回想です。

 次回掲示板挟んでからダンジョン攻略に戻ります。

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 <新宿ダンジョン 70層>



「.........そろそろ、いいか?」



 何事もなかったかのように、さも〝さっきからいましたけど?〟という様子で、彼らに話しかける。



「「「「!?」」」」



 いい反応するなあ。最高かよ。



「し、失礼。一体いつからいたんだい?」


「そうそう、全く気づけなかったんだけど?」


 男性陣が口々に言う。


「.........? 普通にさっきからいたが」



 ぶっちゃけ今来ました。心臓バックバックです。汗? 全部凍らせて止めてますが?


 正直氷属性と風属性系統を使えるからできる荒技だと思う。



 汗腺を凍らせて、汗を物理的に止める。そして体を極低音の氷で急速に冷やし、漏れでる冷気を空気の流れを弄って、冷気が彼らの方に行かないようにする。


 もし止めてなかったら、今頃足元には大きな水たまりができてた。


 あまりにも機転が効きすぎる。天才か?



「いつのまに...」


「颯が気付けない時点でー、誰も気付けないよー」


 女性陣も遅れて反応する。


「.........本題に入るぞ」


「お願いします」



 リーダーの橘さんにカメラを渡し、テーブルと人数分の丸椅子を氷で作り、座らせる。



「おー、すごーい」「よくこんな細かいものを......」



 ちなみにデザインもちゃんと凝っている。すごい練習した。



「.........初めのカウンターは、よくできている」


「ここですか」


「あそこで瞬蜂を全部仕留められたのは良かったわよね」


 それに関しては本当に運だからな。


「.........だが、前衛2人」


「はい」「はーい」


「.........君たちは、撃ち漏らした時にすぐフォローできるようにすべきだった」



 そう、おそらく斥候の鷹居くんを信用しているのだろうが、それはそれとして、万が一にも備えるべきだった。



「あー、それは確かにそうだな」


「確かに〜、普段なら気づかなかったかもー」



 うむうむ。収穫があったようで何より。



「ちなみに『極夜』さんだったら〜、どうするのー?」



 俺?俺ならまあそうね。



「.........俺はソロだから。近づく前に凍らせる」


「へー、大変そうだねー」


「お、おい睡蓮。結構とんでもないこと言われたんだが?」


「相変わらずマイペースよね、睡蓮ってば」


「まあ、近づかれるより凍らせる方が早いってことだもんね」



 仲良いなあ。そんで俺の言外に込めた意味をちゃんと読み取ってくれるのもいい。

 キャラづけのために多くは話せないから、やりやすい。



「.........次だ。包囲するところだが、作戦は、非常にいい」


「「「「おー」」」」



 なんか小恥ずかしいな。反応が良すぎる。



「.........ただ、肝心の戦闘が、力任せだ」


「逆に、どうすれば良いのかしら?」



 水無月さんが聞いてくる。そうだなあ......



「.........分断か、狙撃か。近衛蜂の守りを抜くことができるようになれば、よくなるだろう」



 ちょっと冗長かな? いや、許容範囲。端的に伝えられてる。



「確かに、遠距離攻撃の手段は多い方がいいよね」


「そうだな、後で決めよう」



 男性陣が話し合う。



「.........あとは、自分たちで見てみるといい」


「「「「ありがとうございました」」」」


「俺らはもう帰りますが、『極夜』さんはどうします?」



 橘さんが代表して聞いてくる。ここで帰る、といったら一緒に行くのだろう。気遣いができるのはいいことだ。



「.........俺は、まだやることがある。気をつけて帰れ」



 こういっておけば、やることが依頼だと思ってくれるからな。

 ほんとはレベル上げだけど。



「そうですか。では、俺らは帰りますね」


「じゃあね、『極夜』さん」「また会いましょう」「バイバーイ」



 そういって彼らは帰って行った。



 よし、それじゃあレベル上げ、再開しますか!



《回想終了》


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