第2話 変わった5歳児
落下のトラウマと存在的な恐怖から睡眠障害を発症。以降、??年間熟睡したのは数回ほどしかない。
成長期だったのでそれが普通なのだと思い込んでいた。夢は毎日のように見ており、内容も記憶していた。
悪夢が主だった。怖い夢ばかり見ていた。そのたびに恐怖で目が覚める。『現実世界』に帰ってきたことを自覚しまた、眠りにつく。その繰り返し。
毎日、毎日、毎日、毎日、
もう悪夢は見飽きた。見飽きるほど見てしまった。
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