第28話
痴話喧嘩があったなら、それなりに声が隣の家に聞こえたはずだ。
しかも夜中。
男も女も車で出かける事が多く、近所で見かけたのは、娘が三歳くらいまでだとも言っていた。
記憶間違い?
嫌、あの時、訪ねた家がないくらいにしつこく聴き込みをした。
もちろん、当時の俺も。
そうだった。
娘は学校には行ってなかったんだ。
なら、俺が学校を一つ一つ訪ねた事は無駄だった。
今も学校に行っている事がないなら、見つけるのは、幻のツチノコを探すよりも確率は低い事になる。
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