第7話


俺は、日本全国にある学校を、一つ一つ訪ねる事から始めた。


退職金と親が残してくれた金を使った捜査費用。


娘を探す合間に、浮気調査の依頼も熟す。


曖昧なままで、終わらせる事が出来ない性格なんだと気づいたのは、五年前。


警察学校に通っていた頃は、こんな未来になるとは思ったなかったはずだ。



真面目過ぎた過去。


警察官になる事が正義だと思っていた過去。



たった一人の幼女が消えた事で、自分の中で何かが壊れた。


真相が知りたい。



何故、消えたのか?



頭に浮かべた疑問符。


北にある北海道から始めた学校訪問。



「その名前の子は、私共の学校には在籍していません」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る