この作品、どこかでタイトルを見たような気がする。ずっと前に何度もなんども。じつは「おとろし」はすぐそこにいるんじゃないだろうか・・・。それこそまさに「おとろし」なのだが。
主に短編、童話やファンタジー系のおはなしを書いています。 たまにホラーとかも・・・。
この作者様にしては珍しいホラーです。軽妙な語り口のギャグタッチが持ち味の作風が多い中、理不尽に母から罵られ、米がゆを投げつけられるというシリアスな場面からのスタート!疲労と絶望の中、殺せとの囁き…続きを読む
小さな小屋の中に住まう、年老いた母とその息子。世話をする息子に、暴言を吐いて物を投げつける母。血を流す息子の耳元で「ころしてやる」とささやく妖がいた――淡々とした簡潔で読みやすい筆致で描…続きを読む
優しくゆったりとした筆致で、恐ろしい話なのにどこか温かみを感じます。妖怪がいくつか出てきますが、生活に溶け込んでいるよう。とても自然です。「おとろし」を調べてみました。このお話を読むときの解像…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(99文字)
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