第23話 勝ち目は無いと思うよ

今日の行動にについて4人で話し合っていると……


「ハデルは今日は暇だよね? ちょっと稽古につき合って貰いたいんだけど? いいよね?」


「リメル、ハデルちゃんは忙しいんだよ! 今日はお姉ちゃんとお出かけ予定にするけど良いよね?」


リメルとリリアがそう言ってきた。


「いや、今日は私と……そう言いたいけど、悪いけど今日はハデルにはマリアンヌと買い出しに行って貰う。悪いけど、リメルとリリアは引いてくれないか?」


「「えーー! なんで?」」


「いや、チャンスは平等じゃないと駄目じゃないか? 二人ともハデルを散々独占しているんだから……今日はマリアンヌの番だ。それに薬品の買い出しはハデルが覚えるべき仕事だからね。マリアンヌと出かけて貰う」


確かに恋愛は自由だと言ったけどさぁ、幾らなんでも節度無さすぎる。


リメルはスカート丈がどんどん短くなり、今じゃ少ししゃがんだだけでパンツが丸見え状態。


幾ら足が自慢だからって流石に痛すぎる。


しかも街を歩く時は前を歩きハデルから足が見える立ち位置をとる。


リリアは昔、異世界人がもたらしたというロリ系魔法少女ファッション。


超がつくミニスカートに上着がパーカーやらトレーナー。


ちょっと風が吹くと勿論パンツが見える。


しかも、どう見ても背が低く格好もロリなのに『お姉ちゃん』だって、正直何をしたいのか分からない。


極めつけが下着姿でハデルの布団に潜り込む。


気にはなるが……個人的には一線を越えない限り文句は言わない。


そのつもり……私も、まぁハデルは好きだからね。


流石に勇者パーティなのだから、一線は越えないよね? そこは信用したい。


「今日は私で良いのですか?」


「ああっ、ハデルの仕事は雑用がメインだ。薬品の買い出しについて教えてあげて欲しい。 その後は二人でゆっくりしてくると良いよ」


「あら、本当に宜しいんですか? 三人の中で一番男性に人気があるのは私なのよ? そんな私にチャンスを与えてライト、随分余裕そうですね」


「まぁね……私は勇者だからね」


「意味は分かりませんが、随分な自信ですね」


「自分に自信があるから、小手先の色気とかで私は勝負なんてしないよ? 急に色気づいて下着を見せまくるような軽率な行動なんて自分に自信がないからするんだろうね……」


「ライト、それは僕の事を言っているのかな?」


「ライト、私に喧嘩売っているの?」


残念だが、ハデルの好みは私だからね。


そんな事しても意味なんてない。


「いや、そんなつもりはないよ? だけど、リメル幾ら脚線美に自信があるからって、そんなパンツが見えるような恰好は良くないと思うよ! 勇者パーティとしてどうかな? せめてホットパンツにしたらどうだい? リリアも、昔の魔法少女ルックしかもリメルと同じようにパンツがチラチラ見える、しかも周りを気にせずに『お姉ちゃん』を連呼してハデルの頭を撫でたり、口を拭いてあげたり、はぁ~少しは体面を考えたらどうだい?」


「別に僕の自由じゃん!」


「そうよ、別に問題ないじゃない!」


「まぁ、確かに恋愛は自由だ。縛るつもりはない……だけど、醜聞になるような事はやめて欲しい。 流石に酒場でハデルの膝の上に座るのはやり過ぎだよ」



「別に良いじゃん! ハデルは嫌がっていないし、いや寧ろ喜んでいるんだから」


「そうよ、お姉ちゃんが世話を焼いてあげると喜んでいるんだから」


「だけど、それはハデルにとって余り良い事にならない」


「「……」」


二人とも流石に心当たりはあるのか、それから文句は言わなかった。


「まぁ、それはさておき、チャンスは平等にあるべきだ。 今日は幾ら言ってもマリアンヌの番だ。いいね?」


「「はぁ~い」」


まぁ、どうせ頑張っても無駄だよ。


ハデルの好みはこの私なんだから。


私が『女』でもあると分かれば、きっと私に夢中になる筈……


多分、君たちに勝ち目は無いと思うよ……






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