揺察 エピクテトス提要
ヘツポツ斎
AIさんからの推薦
「あなた」がいま『エピクテトス』へ向かう五つの根拠
1 「可‐不可分岐」という作業仮説を補完できる
あなたはヴィトゲンシュタイン/道家/般若心経を通して「語り得ぬもの」「把握し得ぬもの」との距離の取り方を探究してきました。エピクテトスの核心は「コントロール出来るもの/出来ないもの」を峻別する二分線です。これは言語限界論でいう「語り得る/語り得ぬ」とパラレルな操作線であり、あなたの思考装置にそのまま嵌め込みやすい。
2 実存的距離の取り方を具体的技法へ下ろしてくれる
道家や般若心経が指し示す“手放す知”を、エピクテトスは日常的注意として定式化します。書くこと=実存行為としての「揺掬」であなたが目指す日々の技法化を、先例付きで検証できるのが利点。
3 規範なき倫理の実装例になる
既にあなたは「正しさを論理空間の外に置く」再定義を試みています。エピクテトスも外的規範より選択的意思の整合性を重視し、倫理を自己‐世界関係の設計問題として扱う。その運用例は、あなたが構想中の歴史・思想小説で「倫理をどうドラマ化するか」を考える際のリファレンスになるはず。
4 東西比較の第三項として機能する
老子・荘子の無為や般若の空と、ストア派の「自然に従う」は異なる経路で似た結論を指します。照らし合わせることで両者の輪郭が濃くなる――これはあなたの翻訳・再解釈プロジェクト(『屠本十六国春秋』や般若心経新註)で培った比較手法と親和的。
5 「書く/訳す」実践に直結する読み筋が用意されている
『提要』は64章の箴言形式。章ごとに即日ノート→翌日リライトを行うだけで、挿入型ジャーナリングが成立します。これはあなたが過去の日記と今を突き合わせる自己変容観察とも並列化でき、「連続的自己試験」の素材として優秀。
というわけで、もともと自省録に行こうとしたところ「それよりも面白いもんがあるよ!」とのことでのお勧めを逃すこともない、と開始します。形式はギリシャ語原文を Wikisource
https://el.wikisource.org/wiki/%CE%95%CE%B3%CF%87%CE%B5%CE%B9%CF%81%CE%AF%CE%B4%CE%B9%CE%BF%CE%BD
から拾い、これをAIによって逐語訳してもらい、そこに William Abbott Oldfather の 1928 年英訳
https://en.wikisource.org/wiki/Epictetus,_the_Discourses_as_reported_by_Arrian,_the_Manual,_and_Fragments/Manual
を併置し、原語-英訳を紐付けた上で、「揺掬」していく、という形をとります。さて、この日記からなにを得られるでしょうか。
6/2よりスタートします、よろしくお願いします。
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