第3話 主人公とヒロインの登場だ!


その後めちゃくちゃ萠愛に心配されたのは言うまでもない。

確かに突然兄が学校へのルート、下駄箱、自分の学年、クラス全てを忘れたなんで言い出したらそりゃそうなるわな


「くっそ!なんで何にもかもを思い出せないんだ、なんか覚えてるとか、前世の感情が読み取れるとかご都合展開でもあったらよかったのに」



すると目の前からコツ、コツと歩く音が聞こえた。どうやら2人いるらしい


「朝から人生終了したみたいな顔してるな

どうしたどうした笑」


「夜更かしでもしたの?もーだめじゃん、ただでさえあんまり勉強得意じゃないんでしょ...うちの学校結構レベル高いじゃん、内申点で入ったあんたは困るよ?」

 

前から明らかに陽キャそうな男女二人組がけらけらと笑いながらこちらにやってきた。 


だるい、誰だよ。こいつの友達枠か?

まだこの世界についてよくわかってねぇーんだよ、絡んでくるな...

そう思いつつ、できるだけの笑顔を作り顔を上げると


「おはy..えっ、なんでお前らが?!」






そこには俺が学生時に読んでいたライトノベル小説の主要キャラクターたちが立っていた


.

..

...

....

.....






多分ラノベならここでカットが入って、次の章に進んでいくのだろう。でもここはライトノベルの世界であっても、ライトノベルの中ではない。


「一、一敬???ど、どうしたんだ?!急に立ち上がって...」

「びっくりしたじゃん、体調でも悪いの?ちょっと顔色悪いよ?寝不足?」


畳み掛けるような質問が2人から飛んでくる。


考えろ、どうすれば良いんだ、こいつらに心配もさせずさらっと無難にやり過ごすには

トイレにでもいくか?駄目だ、高校生は連れション文化がある。おそらくついてこられてジエンド。

なら...


「そうそう昨日ゲームやってて寝不足でさー。昨日あんまり寝付けなくて。ちょっと保健室で休んでくるわー」


これがおそらく一番自然な理由になりうるだろう。


そういい、立ち上がった俺は教室を出て、廊下に出た。

.

.

.





そう、保健室の場所も知らずにね笑



「あぁぁぁぁぁぁ、どこだ保健室!!

俺は何回同じミスをするんだ!」


この小説にも保健室は登場する、でもその道中は省かれている。つまりルートはわからない。あまりの動揺に冷静さを失っていた。


「どうしよう、こうなったら近くにあるトイレで時間を...」


そういい、呆然と廊下で立ちすくんでいると


「どうしたんですか?、もうすぐチャイムがなる時間ですよ?」


そこにはいわゆるお嬢様だなーって感じの綺麗な同級生が首を傾げてこちらを見ていた。








〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

だいぶ更新が遅れてすみません。

ちょっとサボってました笑

これからはまた投稿頑張ります。

いやー、とうとう主人公がどの世界に転生したかわかりましたね。

この同級生たちにどう立ち向かうのか、お楽しみに!






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