第6話 ドライヤーって面倒くさい

中学生に限った話ではないが、ドライヤーってめんどくさい。


「ドライヤーって面倒じゃね?」


私がそう言うと、


「分かる!髪がそれなりに長いとね。私よくそのままにして寝ちゃう!」


陸上部の次期エース山吹生花がそう言う。


「いや、そのままは後悔するから寝はしない」


美術部の一色優未がそう言う。


「風呂に入るというより、ドライヤーが面倒なんだよね」


「共感しかない」


二人とも大げさなくらい本気で頷く。


「どうやったら?面倒じゃなくなるんだろう。」


生花がうーんと首を傾げる。


「どしたの?」


瑞生がやって来て言う。


「いや、ただ単にドライヤーが面倒だなって話」


優未がそう言う。


「もう、そりゃどうしよーもねーわ。頑張れよ!私これから委員会だから!じゃね!」


そう言い残して颯爽と駆け抜けて行った。ドライヤーが面倒だなってことは解決せずに続く常日頃だった。

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