02.始まりは、ネタでした

 どんなアイデアで始まったのか。

 始まりは、どんなネタであったのか。


 ネタそのものは、我らが同士でもあるWEB作家・ありあんとさん【※】によるXでのつぶやきが元でした。


【※】ありあんとさん のカクヨムページはこちら。

  https://kakuyomu.jp/users/ari_ant10 


 ――以下引用――

 なんか拡散されてるけど、そこまで広げなくっても良いんだよ。

 それよりもみんなで一緒に悪役令嬢婚約破棄殺戮超巨大ロボット短編書こうよ。

 https://x.com/ari_ant10/status/1912867000629837890

 ――引用終わり――


 みんなで一緒に、短編、書こうよ。


 よし来た!


 なお、ありあんとさんによる、大本おおもとのネタは、こちらです。


 ――以下引用――

 婚約破棄されたから超巨大ロボに乗ってその場で全員みなごろしします的な短編はどんな風に書いたらウケるかな?

 タイトル次第ではまずまず読まれそうな気がする。

 あとは主人公の悪役令嬢を貰ってくれる高スペイケメンは何処から生やせばよい?

 https://x.com/ari_ant10/status/1912742582406508765 

 ――引用終わり――


 ……ふむ。


 今、こうして読み返してみると……すでに、ひとつ設定を自分はぶっ飛ばしているということに気づきましたね。

 いや、書きながら「まあ、いいや」してましたけど……ね。


 悪役令嬢じゃなかった。 悪 役 令 嬢 じゃ、 なかったーっ!


 まあほら、世界を丸ごと根絶やしにしたわけだし、倫理的には悪役を書いたには違いないから、よくね? と思ってます――


 それとも、「おーっほっほ……よくもワタクシをフってくれたわね! コマース、思い知るがいい」とかやったほうが良かったんでしょうか……。


 まあ、そういう展開もあったのかもしれない。


 が――最初に、じゃあ自分で何か書いてみよう、80枚ぐらいで出せるのではないだろうか……と考えた時のプロットには、主人公令嬢が悪役であるという設定は浮かばなかった――ということです。


 ――ということだった、と思う。

 少なくとも、最初のアイデアメモのファイルには、すでに悪役令嬢要素がなくなっていました。


 少し、話が逸れるのですが。


 僕の執筆環境はプロフィールにもあるとおり、 Scrivener という英国生まれの執筆用アプリケーションが主です。

 そして、同じ会社が出している Scapple というマインドマップエディタ的なアプリも使用しております。


 開発・販売している会社のサイトはこちら。


 Literature & Latte

  https://www.literatureandlatte.com/


 ちなみに、僕が使用しているのはWindows PC版。

 もともとはMac OS版が主のアプリで、iOS版も存在します。


 最初のアイデアの羅列や、シーンの断章などは、 Scapple にメモをとることから始めることが多い。そのファイルからの抜き書きですが、こうありました。


タイトル:

 婚約破棄された令嬢、荒んだ心を鎮めようと神像に祈ってたら中から現れた古代の機械人形に取り込まれたので、元婚約者もろとも世界を焼くことにしました


キャッチコピー:

 なんかムカついたので、燃やそうと思った♡


 ――どうやらとっかかりで、ログラインは書かなかったらしい。

 どこにも、残っていない。


 たぶん、ありあんとさんのポストがすでにログラインとして機能しているから、考えなかったのでしょうね、僕。


 自分で書いたタイトルやキャッチコピーからすると、いかにもなWEBラノベを書こう……と思っていたらしいことは、分かります。

 ノリもだいぶ軽そう。


 すべてはここから始まったわけですが。


 どうして、投稿した仕上がりになったのか……については、次回以降でお話することにいたします。

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