第3話 書くツール
こういうの書くと歳がばれるので嫌なのですが、基本的には文章を書くというのは手書きで始めました。まだ、キーボードで書くのが当たり前じゃなかった世代です。
手書きからキーボードで入力するようになって、書く内容が違うというか、感覚が変わってしまってしばらく苦しんだ記憶があります。そういう方、他にいらっしゃいますか?
キーボードの入力は元からすごく早い方だったからかもしれませんが、頭で考えたことがすぐに目の前のディスプレイに文章化されていくので、頭の中の生の考えがそのままむき出しに表示されているような感覚になって、すごく落ち着かなかったことを強烈に覚えています。
紙にペンで書いていると、手のスピードのほうが圧倒的に遅いので、書きつけている間に自然に頭の中で推敲されてくるので、あまり生な感じじゃなかったように思います。それが居心地の良い感じがありました。
ただ、手書きだと、「この段落とこの段落を前後入れ替え」というのがなかなか難しいですよね。データだと、コピペで簡単に入れ替えできますが、ノートに書いていたりすると、なかなか難しい。
さらにいうと、話がうまく動かなくなって3シーンぐらいさかのぼってシチュエーション書き直し、とするとしても、消すのも大変だし……となって、さかのぼらずに無理やり進めてしまったこともそういえばあったような……(それは単に私がずぼらだからとは思いますが)。
トータルで考えると、どう考えてもテキストデータで書いていく方が良いのですが、最近、一通り粗書きした後に再度書き直しの作業に入ったときに気が付いたことがあります。
これが、本日ツールの話を書きだした理由なのですが、テキストタイピングが早いがゆえに、考えがそのまま文章化されているので、文章が非常に足が速い。言い方を変えると書き込みが足りない。
地の文の豊富さは、どう考えても手書き時代のほうが上でした。
基本的には粗書きしたあとには、描写が足りないところを中心に書き加える形で全面改稿していますが、あとで見ると、まだ書き込みが足りないところは散見されています……
意外とスマホで書いたところは、情緒が乗るのか文章が走っている感じはないのですが。
ちなみに今は、通勤電車の中とかの隙間時間でも書けるように、PCでもスマホでも編集できるように環境を整えています。
ただ、スマホでも全然問題なく書ける~という箇所と、ここはPCで書きたいです、という箇所の違いはあったりして、この違いは何なんだろうな?と思っています。
みなさんは、どんなツールで小説書いていますか?
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