異世界バトルの勝ち方とは?

「なんだ、あのモンスターは、いや、まさか魔物?知性がある方?って今そんな場合じゃねえ」


「狼のような形をした影!?目は赤く暗闇の中でも十分に見れるようにだろう。」


影が跳ねた瞬間、俺は反射的に頭を守り、体勢を崩し転がった。影の爪が俺の耳元をかすめ、草を抉っていく。速い。音もない。真正面からの殴り合いじゃ話にならない。そもそも物理攻撃が効くかもわからない。


(クソ、これFランクじゃねえぞ!? Cか、それ以上か!?)


だが、冷静になれ。パニックは現世での会議室で学んだ。「失敗したくない」と強く思えば、頭は回る。


「クソッ、まずはあのモンスターについて調べないといけないな」


能力:知識吸収データスキャンを使うしかねえ


名称:影喰かげぐ

種別:モンスター(知性なし)

ランク:Cランク

弱点:光、熱

神核点:心臓


弱点が光や熱!?ならば話は早い、俺はそこら辺にあった。ふしぎそうを引っこ抜いた。そこでふしぎそうを思いっきり擦りに擦った。


するとネチョネチョした。物体が出てきた。やっぱり俺はあっていた。茎が少しだけ光っていると思っていたんだ、そのネチョネチョした物体はすごい光を放出した。


「食いやがれ、たっぷりと日光が染み込んだ光をなっ!!」


影喰かげぐいは一瞬怯んだ。そして影が消えていくように顔が消えていた。外から見えたのが、一つの石のようなものであった。


あいにく武器は支給された小型のナイフしかない。あの石がおそらく神核点であり急所であるはずだから、


「うおおおおぉ」


と言いながら影喰かげぐいめがけて全力で走った。そして、その石のようなものに小型のナイフが刺さり、確実に仕留めたと思ったが石にコツンとだけあたりダメージはほぼ入っていないような状態だった。


もちろんモンスターは抵抗して僕の太ももを噛んだ。痛みに耐えながら少し距離を取った。まずいこの傷はデカすぎる。持っても3分が限界だろう。


そう思うと、また死んだ時の映像が頭に流れ込んだ。死にたくない。こんなにいい世界に来たのにまだ死ぬことはできない。その瞬間だった。


能力:静電蓄積スタティックチャージがレベルアップしました。

静電蓄積スタティックチャージ帯電解放ヴォルティック・リリースに進化しました。


帯電解放ヴォルティック・リリースとは自分の体内から電気を生み出すことによってできる。技である。例えば、Maxで溜まっているのであれば、半径三メートル以内の敵に2000ボルトの電撃を浴びせることができます。他にも武器や体に纏わせることで、格段に強くなり、早くなります。


だったら、能力:帯電解放ヴォルティック・リリースを使用。


このナイフに自分が持っている。70%の電気を纏わせて、そして、20%は足に纏わせて、10%は心臓が持つように心臓に纏わせる。そして、残り時間はおよそ15秒程度なぜなら心臓が速くなることで、血液の流れが早くなり、出血がひどくなるからだ、


「今度こそおおぉ」


電気がまとってあるナイフは相手の弱点である。光と熱を発生させて、相手の急所である。真ん中の石を突いた。すると、


ぱりんっとガラスが割れたような音がした。


レベルアップしました。

レベル10になりました。


「すごい経験値だな。」


そうして、僕はそのまま地面に倒れて、気を失った。

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