第12話「土猪半妖異能力者・烏丸」
20XX年4月15日19時29分。烏丸愛海とソイボ。
「マナミ!!けがはないか???いたいところはないか???」
「大丈夫だよ!!私は!!あなたは大丈夫??!!ソイボ!!」
「おいらは大丈夫!!!まだまだいけるよ!!時間ないから決めなきゃかと思う!!!」
「契約のことかしら??」
「そう!おいらは契約した方がいいかもだけど・・・。」
「そうだね・・・。やってみるか・・・。」
「何をぺちゃくちゃしゃべってるんだ??【悪魔の砂(デビルサンド)】!!」
「きゃあ!!!!!!」
「マナミ!!!!」
私のピンチが来た時、突然ソイボが黒色に光った。
「ソイボ??でっかい??でっかくなった??」
「わかんないけど!!おいらはソイボ!!」
「今なら私もあなたと戦える気がするわ!!!!」
「【悪魔の砂(デビルサンド)】!!!!」
「愛海!!ダッシュするからちゃんと捕まっててね!!走るよ!!!」
私は巨大化したソイボの背中に乗っていた。
20XX年4月15日19時36分。烏丸愛海とソイボ。
「いぇーい!!!ソイボ!!!いいわよ!!早いわ!!!」
「これも愛海への気持ちのおかげだよ!ありがとう!!」
「さっき逃げ始めた時も同じこと言ってたね。」
「なんだかわからないけど力が湧き出たんだよね。」
「見つけたぞ!!今度こそ止めを刺してやる!!【悪魔の砂(デビルサンド)】!!」
20XX年4月15日19時37分。烏丸愛海とソイボ。
「マナミ!!あんなことを言っておいてごめんなんだけど・・・。おいらは力が・・・。」
「え??!!!そうなの!!わかったわ!!契約するよ!!!」
「わかった!!!よろしく!!!!」
「させるかぁ・・・!!!!」
「我が名は烏丸愛海。土猪(サンドボア)との契約を結ぶ・・・。契約者の名は。」
『ソイボ!!』
契約の会話をするとソイボの脇腹にある紋章が私の右手に映し出された。
「くそ・・・。契約しやがったな・・・。」
「ソイボ!!何か変わったことがある???力は???」
「力がみなぎってきた気がするよ!!!ありがとうな!!愛海。」
「そう。じゃあ、力があるうちに戦おう!!!」
「愛海!!あいつを倒すよ!!捕まっててね!!!!」
「えぇ!!!行くわよ!!!」
20XX年4月15日19時42分。烏丸愛海とソイボ。
「ソイボ!!攻撃よ!!」
「わかった!!!!【土猪ノ爆進(サンドボア・ダッシュ)】!!!」
「くそ!!!!覚えていやがれ!!!」
そういって攻撃してきたやつは闇の中に逃げて行った。
「やったね。ソイボ。あの技かっこよかったわよ!!」
「本当!!??よかったよ、力になれて・・・・。あれ???力が・・・・。」
「ソイボ!!???大丈夫なの???」
「おなか・・・すいた・・・・。」
ソイボは力尽きて出会ったころの大きさに戻った。
この日、烏丸愛海は【土猪】の半妖異能力者になった。
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