19.体調不良なので観察をしてみた話
喉と鼻は繋がっているのだなと実感する。その繋がっているところがでこぼことしているような気がする。
唾を飲み込むとほんの少し軽減される。
痛みはすぐに戻ってしまうが。
咳は自然に出るのではなく、出したくなる。さながら痒い時に、爪で皮膚を掻かずにいられない時のよう。
頭は無駄に回るせいか小さいの時の失敗だとか、そういうのが頭をよぎる。SNSを見てもついつい、ちょっと嫌なものばかりが目につく。
態々みに行って、自分のダメさを自覚して「あー、なんで生きてんだ」と自分を責める言葉で無理やり嫌な記憶を押し出そうとする。
耳鳴りがして、自分の感覚が一回り内側に引っ込んだ。
別に起きようと思えば起きれるはずだ。
でも、ふくらはぎとか太腿とか背中とか、ベッドに触れているところが「ここが定位置」と訴えかけてくるような安心感がある。
そうやって時間が過ぎていく。
有給をとった手前楽しみに消費するのも違う気はしているが、こうもぐだぐだと時間を浪費しているのも、もったいなく感じる。
明日は仕事。
そう思い出すたびに、数十分、瞬きをする間に過ぎていく。なのに、僕はこの場所から動けない。動きたくない。
※※※
タイトル:休みはちゃんと楽しいことに使いたい、そんなことを思った時期もあった
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