俳句集「その他」

第1句:新茶

強風の回す看板 新茶かな











【推敲の過程】


「新茶」というお題で俳句を詠むという自主企画があり、何かしら詠めそうだったので考えてみました。


何となく五七五にしてみたのですが、パッと見た感じで「どうもこれは良くない」という印象を受けたので、推敲した過程が以下になります。





風強く回り看板新茶かな



風強し回る看板新茶かな



強き風回す文字は新茶かな



風強く回す緑の字は新茶



風強く回る看板 新茶かな



……と、このように悩んだ結果が上掲の句になります。

推敲して良くなったのかどうか。あるいは反対の印象を与えるかもしれません。


「狂ったように回っている」「回転する看板」「その文字は“新茶”である」という内容を何とか五七五に収めようとしましたが、そもそも無理があるようです。


どうも俳句は表現の形式としては短すぎる気がしますし、短歌はいざ自分で考えると長すぎる気がしています。とりあえず今後も自主企画には参加してみたいと思っています。



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