第31話 イルマのちょっとおかしな食事。
ログインしました。イルマの主であるエイトさんに料理の手解きを受けましたが、何故か簡単に作れるスイーツのレシピ集でした。なんか好きなものがバレバレだった感がありますし解せぬってやつですね。
ログインしたばかりで空腹pが0に近くなってしまっているので食料を出そうとインベントリを開けていたのですが…
ランダムエッグ
モンスターがランダムで生まれるテイムチュートリアルアイテム。
これが見つかったんですよね。奴隷師ギルドに登録したときに報酬として貰ったものだったと思うのですが、テイムモンスターを増やす予定はないので不要アイテムなんですよね。これ、食べられるんじゃないでしょうか?どうせ不要なら自分の糧にしたいじゃないですか?まぁ試すだけならただですし、食べてみましょう。
〉〉自身と同カテゴリーの高レアリティ食物を食べました。称号〝私は卵覇者〟を付与します。
うぐ、変な称号を予想はしてましたが、卵覇者というもう卵から離れなさそうな称号になるとは思っていませんでした。どうせなら共食いとかイメージは悪けれどもっと強そうな称号が良かったです。
「すみません。」
ダンジョン前でバタバタしていたら話しかけてしまいました。
「お邪魔でしたでしょうか?すみません、すぐどきますね。」
「いえ、あのイルマさんですよね。」
「はいそうですけど、イルマにようでしょうか?」
「はい、実は…」
それは領主からの呼び出しでした。
◇ー◇ー◇ー◇ー◇
ドルフィン今日の俳句
甘党と
バレるつもりは
なかったよ?
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