第2話 空の上にあったもの
エヴァが空に向かって登っていく途中にエヴァは空にある面白そうなものを考えていた。
空の上にあるものなんて分かっているわ雲よ、それに鳥や星やお月様があるのよ。これもまた面白くないものたちね、私がわかっているものは全て面白くないのよ。私のお母さんはお母さんだし、先生は先生、友達は友達だし、家は家よ。私のお父さんはお父さんだし、私の服は服だし、わたしの鞄は鞄。それに私は私。ね、面白くもなんともないでしょ。そんなことを考えながら死ぬ前にわたしの知らないような面白い世界、ものが見たいと思ったときに目に飛び込んできた光景。それは上半分が長い螺旋階段状で下半分が透明の雲に覆われた建造物だった。このまま風船から手を離してすぐにでも死んでしまってもいいのだけれど、それよりも面白そうなものを見つけてしまったエヴァは死ぬ前の寄り道とばかりに、その建造物の透明ではない階段部分と透明である部分の境目に近づいていき、透明ではない階段部分の方に飛び乗った。
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