水魂の幽頌

みず無形むけい霊液れいえきよ、かすかにながる、

しずくせい根源こんげん宿やどし、

しずかな波動はどう宇宙うちゅうみゃく打ち、

たましい深淵しんえん永遠えいえんうつす。


なにゆえ遍在へんざいす、いのち聖約せいやくか、

無垢むくなるかがみ真理しんりきざむか。

流転るてんうちひそむは、

悠久ゆうきゅうささやき、生成せいせい秘蹟ひせき


かわ穿うがち、うみてんたたえ、

なみだこころ慟哭どうこくる。

されどにごればたましいけがし、

れれば希望きぼう虚無きょむゆだねる。


嗚呼ああ水魂すいこん幽玄ゆうげんなる悽美せいびよ、

せい聖性せいせいおとしめるなかれ。

てのひらすくい、きよさをあいでよ、

清澄せいちょうひびききずなつむぐ。


いのちうるおし、いのりをつなげ、

みずげん永遠えいえんらすいととせよ。

みずという物質ぶっしつは、たましい試金石しきんせき

あい調和ちょうわ宿やどこころざしにて、永遠えいえんかがやけ。




【登場した単語解説】

幽頌ゆうしゅう

 静かに、または秘めやかに捧げる讃歌や祈り。霊的な賛美。


霊液れいえき

 霊的な力を宿すとされる神秘的な液体。


根源こんげん

 物事の始まりや本質。根本的な原因や起源。


遍在へんざい

 あらゆる場所に存在すること。


聖約せいやく

 神や神聖な存在との契約。


流転るてん

 絶えず移り変わっていくこと。


秘蹟ひせき

 神秘的で尊い出来事。


れれば:

 水などが尽きてなくなれば。枯渇すること。


水魂すいこん

 水に宿るとされる霊。あるいは水そのものの精霊的な存在。


悽美せいび

 哀しくも美しいさま。胸に迫る美しさ。


聖性せいせい

 神聖で清らかな性質。


すくい:

 水などを手や器ですくうこと。


清澄せいちょう

 澄みきって清らかなこと。空気や水、または精神が澄み渡っているさま。

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