第1章
第1話
ダンジョンが存在する世界。そんな世界で暮らしている藍沢 圭吾。そのダンジョンに入るためには、一定以上の強さがないといけない。そのためダンジョンに入れる人間はごく僅かしかいない。だが、ダンジョン内を実況する動画、「ダンジョン配信」はそのファンタジーな環境から人気の配信テーマになっていた。
「ハァハァ」
なにか得体の知れないものが追いかけてくる。
「やめろっ、くるな!」
その言葉は届かず、そのナニカに足を噛まれ、
動けなくなる。
「うがああううっ!」
逃げられなくなった俺は肩を噛まれ、ナニカと目が合う。
その目は形だけは人間と同じでも目とはいえない虚ろな色だった。
ナニカは無表情のまま手を振りかぶる。
「いやだっ!やめろ、やめろ!くるなあっ!」
ガバッ
ふとんから勢いよく飛び上がる音と共に
「ピリリリリ」
ベットの横においてある時計が部屋中に鳴り響いている。
「今のは..夢、だったのか?」
俺は頬を流れる涙を拭いながら
「ハハッ高校生にもなって泣いちまったよ。
リアルな夢だったなあ」
そう独りでにつぶやき、自分の部屋をあとにした。
バシャバシャ
顔を洗う。毎日朝起きてやるルーティンだ。
いつもと変わらない。
平穏な日々の、ルーティンの繰り返しになる
はずだった。
今日は何かが違う。世界の色が薄暗くて
ジジジジジジー
耳鳴りか?変な音がして目もぼやけて見える。
あれ、体に力が入んないな。
「圭吾ー?....圭吾っ!!」
慌てるお母さんの声が聞こえる。
でもその声もだんだん遠くなっていって..
そこで俺の意識は途絶えた。
ピーッ ピーッ 対象外の人物を発見
異常事態発生
対象外の人物を適応します
スキャン ピッ 適応成功
藍沢 圭吾を
藍沢 圭吾を
_____________________
作者です!
初めて書いた作品なので、間違いがあったら、教えてください。あと、不規則投稿になってしまうのでご了承ください。
面白いと思ったらフォロー、レビュー、応援をお願いします。
あと、キャラ設定は5話くらいまで進んだらあげたいと思います。
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