何がいけなかったのか・・・

@shalabon

プロローグ

「行ってきま~す。」

「行ってらっしゃい。今日も、遅くなるの?」

結子ゆうこは、玄関まで見送る夫の輝明に声をかけた。

「うん。ごめん。今日も販売店さんとの打ち合わせの食事会があって。」

「じゃあ、ご飯いらないね。食費は浮くんだけどね・・」

「仕事で夕食だからね・・・申し訳ない。」

「いいよ。仕事だもん。」

と手を振って、さびしそうな笑顔を見せた。


ああ、今日も遅くなるな、どうしようもないジレンマに

「クソ!」とつぶやきがら、駅へ向かって歩き出した。


今日も息子と2人でご飯か・・・・・。

夫の頑張りで、不自由なく暮らせている。それは分かるけれど、

夫は忙しすぎる。すっかり、サラリーマンになっちゃった。

昔は、いつも汗を光らせて、短パンにTシャツで。筋肉が走ってる感じだったのになぁ

「あ、かけるを起こさくっちゃ・・・・お~い。遅刻するぞ~。」


どこにでもある、幸せな3人家族が確かにそこにあった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る