混合世界

氷空

第一章「少年編」

プロローグ

 今はこの世界に生まれた者ならば誰でも知っているあの事件から35年後

 まずは35年前に何が起きたのか皆に話しておこう


 もともと僕達が住んでいた世界はいつも通り平和だった。


 人々は互いに助けあい、笑い合う、こんなありふれた世界。

 そのときは誰もが絶望へ叩き落とすような、今までの生活が急変するようなことが起きるとは知らなかった。


 ある日私達が住んでいる世界と異世界が混合した。

 結果この混合世界には異世界に存在していた魔獣が出現するようになった。


 人類は何が起きたのかわからないまま、魔獣に進行され一方的な戦争が始まった。

 人類の人口はたった3ヶ月で約3分の1まで減少してしまった。


 一度作り上げた文明は混合時の地形の変化によって全ての建物が壊れたりしてしまったせいで全てが崩壊した。

 

 だが絶望とともに希望もあった。

 それが魔人という存在だ。

 

 混合した際に体内に取り込んだ魔力が結晶化した。

 それが「魔晶石」と呼ばれるものだ

 それによって魔人がそれぞれ特異な能力を使えるようになった。

 

 例えば、水や炎などを操るなど物質以外にも時間や重力など人智を超えた能力まで現れた。


 最初は使えるものがいなかったが、たった三ヶ月で能力を使えるようになった者が現れるようになった。


 一方的な侵略は終わり、約三年間の間、人類は魔獣と戦い続けた。

 その戦いは後に「対魔大戦」と呼ばれる。

 結果、人類の勝利で幕を閉じた。


 だが、まだ人類に平穏は戻って来ない

 最初の大戦はC級のゴブリンや狼などが襲ってきて苦戦していたのだ。

 これからくるB級、A級なんて来てしまったら人類は滅びてしまうかもしれない...なんて暗い話はおしまいにしてこれからこの世界はさらなる脅威の闇が消えてしまうくらいに希望の光も輝き始める時代だ。

 

 今だって魔人の力やエルフやドワーフ、獣人などの友好的な原住民の方々と友に文明の再建を始めた。

 

 結果今では5つの国が20年近くの試行錯誤の末に出来上がったのだ。

 一つ目はこの大陸の中心の国「ミクスルド」経済都市だ。

 二つ目は北東の国「ギルフィン」海に面してる。漁業が盛んだ

 三つ目は南東の国「ヒューカル」広大な大地を持つ国。畑作、酪農が盛んだ。

 四つ目は北西の国「シュティオン」ドワーフの国。鍛冶が盛んだ。

 五つ目は南西の国「フェシルク」エルフの国。自然豊かで学者が集まる発明の国。

 この様々な特色を持った国々が今この世界に生まれたのだった。

 皆が協力したおかげで混合前の世界と同じくらい技術が発達し、ビルも立つようになった。

 

 人間も魔獣を倒したさいに出てくる魔晶石を使って魔法を使ったり、生命エネルギーである気を使った戦闘方法も生まれたおかげで魔獣対策もだいぶできていた。

 

 この世界のことは理解したかな?

 

 これで昔話はおしまいにしよう。


 今回の物語はあの事件から35年後に生まれた魔人の少年「色神氷空」の一生について記した物語である。

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