第15話 香澄と凛子⑮
「凛子とキスしていると本当に幸せって感じるし、
何時も感謝しているのよ」
そう言うと、彼女は恥ずかしそうにしながらも、
嬉しそうな表情を浮かべて微笑んでくれました。
「まだ夕方だけど、凛子一緒に出掛ける?」
そう言いながら彼女の手を握ると、彼女は嬉しそうな表情を浮かべながらも、
少し恥ずかしそうに頷いてくれました。
それを確認した私は、彼女の手を引いて部屋を出ました。
そして、しばらく歩いた後、近くの公園に到着しました。
そこには、たくさんの人がいましたが、
それでも構わず私たちはベンチに座って、
他愛もない会話をしながら過ごしました。
「ねぇ、香澄。此処でキスしたいな」
彼女は私の顔を見つめながら、そう言ってきたのですが、
私は恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にしてしまいましたが、
それでも彼女の願いを叶えてあげたいと思った私は、覚悟を決めて目を閉じました。
そして、彼女の唇が私の唇に触れた瞬間、私の胸はドキドキして、
それと同時に幸せな気持ちにもなれました。
「香澄の唇って柔らかいね」
その言葉を聞いた瞬間、私の顔は真っ赤になりましたが、
それでも嬉しかったし、幸せでした。
そして、しばらくキスをした後、私たちは手を繋ぎながら、
家路につきましたが、その道中もずっとドキドキしっぱなしでした。
そのせいか、家に着く頃にはすっかり疲れ切ってしまい、
ベッドの上でゴロゴロするだけで精一杯でした。
「香澄、晩御飯は私が作るね」
彼女はそう言うと、キッチンへ向かって行きましたが、
私は彼女に料理を作ってもらうということが嬉しくて仕方ありませんでした。
それからしばらくすると、彼女が料理を持ってきてくれましたので、
私は彼女と一緒に食事をしましたが、その際に、彼女が作った料理はどれも美味しかったです。
特に、オムライスは最高でした。
そして、食事を終えた後、私たちはお風呂に入ることにしました。
お風呂の中では、お互いに背中を流したり、髪を洗いあったりしました。
その際に、彼女に体を洗ってもらいましたが、
彼女の手が私の体に触れる度に、ゾクッとした感覚に襲われました。
しかし、それは嫌なものではなく、むしろ心地よいものでした。
そして、お風呂から出た後、私たちは髪を乾かして、ベッドに入りました。
眠りにつく前、彼女は突然こんなことを言い出したのです。
それは、キスをして欲しいというものでした。
「キスならさっきしているじゃないの、嫌よ」
私がそう言うと、彼女は少し悲しそうな表情を浮かべていましたが、
それでも諦めないようですぐに顔を近づけてきました。
「そういう気分じゃないの、ごめんね、凛子」
私はそう言いながら彼女を引き離そうとしましたが、彼女は離してくれません。
むしろ、逆に強く抱きしめてきましたので、私は抵抗することを諦めました。
そして、そのままキスを受け入れることにしたのですが、
その際に彼女の舌が入ってきたので驚いてしまいました。
しかし、それと同時に興奮してしまった私は、彼女の舌を受け入れ、
互いの唾液を交換し合いましたが、それでも物足りないと感じてしまった私は、
さらに激しく彼女を求め始めました。
そして、長い時間をかけてキスをした後、ようやく解放されたのですが、
その時にはもう既に体力を使い果たしていましたので、
そのまま眠りにつくことにしました。
翌朝目覚めた時、目の前に彼女の顔があったものですから驚いてしまいましたが、
すぐに微笑みかけながらキスをしました。
「凛子、おはよう」
すると、彼女は顔を真っ赤にして俯いてしまいましたが、
それでも嬉しそうに微笑んでくれたので安心しました。
それから朝食を食べた後、二人で出掛けることにしました。
「凛子、これから高級レストランへ行くから」
そう言うと、彼女はとても驚いた顔をしていましたが、やがて笑顔に戻りました。
そして、二人で手を繋いで歩いて行くと、目的のレストランに到着しましたので中に入ると、
そこはとても落ち着いた雰囲気でした。
席に案内してもらいメニューを見ると、どれも美味しそうで迷ってしまいます。
そんな中で私はパスタを注文することにしました。
すると凛子も同じくパスタを注文することに決めました。
そして料理を待っている間に会話を楽しむことにしました。
そこで私たちはお互いに対する思いや好きな所を語り合いましたが、
話が盛り上がり過ぎて周りから注目されてしまったくらいです。
しかしそれでも気にすることなく話し続けましたが、
やがて料理が運ばれてきたので一旦話を中断して食べることにしました。
食事を終えた後、再び手を繋ぎながら家へと帰る途中、私はある提案をすることにしました。
それは、これから毎日一緒にお風呂に入るというものです。
最初は彼女も驚いていましたが最終的には受け入れてくれました。
そしてその夜、早速実行に移すことにしたのですが、
その際はお互い素肌になるわけですからやはり緊張してしまい上手くできませんでした。
それでも少しずつ慣れてくるうちに段々とエスカレートしていき、
最終的には最後までしてしまい、その結果、お互いの体に負担がかかってしまい、
翌日は一日ベッドの上で過ごしていました。
ただそれと引き換えにお互いの愛情を確かめることができたのでとても良かったと思っています。
そして次の日からは再び普通の生活に戻りましたが、
それでもお互いを求め合う気持ちは変わりませんでした。
むしろ以前よりも強くなっているかもしれません。
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