改造コンテスト

藍空スピカ@FNW&NEON

コンテストは突然に

創立210年の央響オウキョウ高校には、伝統行事がある。

30年に一度ある「大会コンテスト」が開かれるのだ。

その名も、「改造コンテスト」。























私は鼓田律花コダリツカ

央響高校の3年生だ。


今日は朝礼で発表があるらしい。


まぁ正直言ってどうでもいい。


「じゃっ、行ってきまーす!」



私は、犬に挨拶をして家を去った。


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ギーンゴーンガーンゴーンギャーンギョーンギャギャギャギャゴーーーン!


校長先生の朝礼無駄話が始まった。

「え〜。おはようございます。」

「私はですね、先日ですね、え〜、あの、何でしたっけ、え〜」

「あ、あることに気がついたんですよね。え〜。はい。あの、え〜。」

「1週間後30年に一度の改造コンテストが開催されることになりました。」


一同「ええええええええええええええぇぇぇぇぇ!?!?」


説明しよう。改造コンテストとは、30年に1度、央響高校で開かれる「伝説の伝統行事」である。


この大会の目的は、学校の備品を処分することである。


ルールは簡単。自分たちで学校の備品から1つを選び、改造し、それに校庭10周をさせるのだ。


「え〜。では、みなさん、ルールは知っていると思うので、頑張ってください。」

「はい。後は会節カイセツ先生、お願いします。」


「はい!会節です!今回のチーム分けは、こちら!


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・チーム吹奏楽

・チーム軟式ラグビー

・チーム美術

・チーム野球

・チームサッカー

・チームパソコン

・チームGo Home


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「なお、このチームそれぞれにロボコン部のメンバーが2人ずつ参加します。」

「では、みなさん頑張ってください!」


一同「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」



…ついに始まった。改造コンテストが


あっ!あんなところに芽衣メイいんじゃん!


「おーい!芽衣〜!」

「あっ!律花!」


「チーム吹奏楽どうする?」


「どれにするかまだ決めてない!」


「私も!w」





そうして、この青春モノガタリは幕を開けた。

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