異世界転移のんびり自由に生きます
桂崇
第1話 序章
1人の男が森の中で目を覚ます
「ここはどこ? 森? 」
男は立ち上がり周囲を見渡している。木々を見て草木を見ている
「見たこと無いけど… ここは? 確か歩いていて… 物凄い音がしたら… 落ちた様な…」
男は考え込んでいる。周囲に自分の荷物が無いか見て探している
草をかき分ける音に振り返り、緑色の半裸の子供ぐらいの背丈の人が現れ、男を見てニヤリとして近付いてくる
「え? 何? え? 」
男が驚いたように緑色をした人を見ている
「ギャーーーーー!!」
緑色を人が雄叫びをあげるように叫び飛び付いてくる。男に飛び付き大きな口を開けて男の首筋に噛みつこうとするが男も慌てて尻餅を付き腕を振り振り払おうとしている
取っ組み合いをしばらく続け緑色の人が1度離れると、石を拾いニヤリとして再び飛び付いてくるが、男は腕振り、緑色の人の顔面に拳が当たりよろけると、すぐに蹴り入れて緑色の人が弾き飛ばされて木に当たりぐったりしている
「はぁはぁはぁ… ここは異世界なのか? 異世界転移なのか? チートとか無いのか? どうしたら?」
男が涙目になっている。いくつかの物音が近付いてくるのを感じて、男は必死に走り始める
男は必死に走り続け、木々が無い場所が見えてくると、急に足元の感覚がなくなり、斜面を滑り落ち始め、男が宙に舞い落下していく
「ドボン!!」
水に落ちると、川の流れに流されながら男は必死に手足を動かしている
川岸にやっとの思いで上がり、ぐったりとしている
男が目を覚ますと見慣れないボロい天井が見えている
「ここは?」
男が起き上がろうとする
「痛!!」
男は頭を抱えている。物音がする
「▲▼◇$▼#◇&」
声がすると、男が声のする方を見ると、初老の女性が見て何か言っている
「え? 何ですか?」
男が驚いたように言う
「◇#▼#◇▲$&▲$#◇」
初老の女性が何か言っている
初老の女性が困ったように部屋を出ていく
もしかして言葉が通じない? どうしよう? どうしよう? どうしたら? 異世界転移なのだから何かチートとか無いの?
「ステータス」
「ステータスオープン」
「神様!! 女神様!!」
「チューリアルぐらい用意しておけーーーーー!」
男が叫び、しばらくすると初老の女性と男が入ってくる
男が色々話した後、男の頭を触り身体を触っている。初老の女性と話をしている。初老の女性が困ったように男を見て更に男性と話している
「頭を打ち記憶喪失と思うが、どうする?」
「記憶喪失? 言葉も理解してないようですけど」
「何もかも忘れているのだろう? どうするか? 奴隷として売るか?」
「売れるのですか?言葉もわからないで」
「無理か… 川に捨てて来るか?」
「捨てても… 助けてすぐに捨てるのは…」
女性が考えている
「村には危害にはならないだろうが… 若いから村の手伝いをさせて奴隷の様に扱えば良いだろう」
男が考えながら言うと、女性も頷いている
半年が過ぎ、女性の手伝いの畑を耕したりして過ごしている。女性の名前はウライスという事と小さな山奥の村だと言うことは解った。男の名前は国原礼治、ウライスにはレイと教えている。レイは異世界転移した際に10代に若返っている事も水面に浮かぶ自分の顔を見て理解している
半年間女性の言葉を必死に覚えて過ごし、今では大体の言葉を理解出来るようになっている
「ウライスさん、森に野草を取りに行ってきます」
レイが笑顔で言うと、家を出て森に向かっていく
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